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楽天モバイル、O-RAN関連の研究施設を横須賀に新設

 楽天モバイルと横須賀テレコムリサーチパークは、Open RANの高度化に向け、RIC(RAN Intelligent Controller)の研究施設を横須賀リサーチパーク内に開設した。

 RICとは、RAN機能の制御と最適化を行うソフトウェアのこと。今回の研究施設では、RIC開発用のエミュレータなどを配備。試験用のRAN環境をRICによって制御し、周波数の利用効率向上や省電力化、セキュリティ強化などを検証するという。

 楽天モバイルはRICの研究開発を実施し、横須賀テレコムリサーチセンターはロケーションを提供する。さらに、両社は得られた知見を、「O-RAN ALLIANCE」や「Japan OTIC」の活動に提案することも視野に入れているという。

 また、研究施設は楽天モバイルの完全仮想化クラウドネイティブモバイルネットワークによる検証環境を導入しているため、楽天モバイルのパートナーの通信機器メーカーなどが遠隔からアクセスして検証できる。