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政府、次期マイナンバーカード検討へ

 6日、総理大臣官邸で第4回デジタル社会推進会議が開催された。岸田文雄総理大臣はマイナンバーカードについて言及し、次期カードを検討していくことを明らかにした。

岸田総理(首相官邸の動画より、以下同)

 第4回デジタル社会推進会議では、デジタル社会の実現に向けた重点計画などについて議論された。岸田総理は「重点計画の改定案を取りまとめた」とコメント。“デジタル社会のパスポート”と位置づけられるマイナンバーカードに関しては、「各種機能のスマートフォンへの搭載などに加え、制度発足10年目を見据えた次期カードも検討していく」とした。

 発言の中で、河野太郎デジタル大臣に対し、「マイナンバーカードへの信頼確保に向け、インシデントへの対応体制など、対策を強化してほしい」と要請する場面もあった。河野大臣は同日の記者会見で、「マイナンバーカードの利用機会を拡大する取り組みとともに、最近の一連の事案を踏まえた対策をしっかりやっていく」とコメントしている。

河野大臣

 マイナンバーカードについては、カードを活用した証明書などのコンビニ交付サービスにおいて、利用者とは異なる人の証明書が誤って発行される事案などが発生していた。