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マイナポイント誤付与、窓口での人為的ミスによるものも

 松本剛明総務大臣は2日、マイナポイントが他人に付与される問題で、自治体の窓口でのミスによるものがあったと明らかにした。あわせてマイナンバー総合フリーダイヤルの利用を呼びかけている。

松本大臣

窓口での人為的ミスで誤付与

 マイナポイント事業のポイントが他人に付与されるケースについては、役場の端末でのログアウト漏れにより、前利用者のアカウントで操作してしまったという場合に加えて、自治体の支援窓口で「決済サービスID」を誤って入力したことによるものもあったという。作業における人為的ミスによるもので、総務省ではマニュアル遵守を徹底するよう通知した。

 松本総務大臣は「申し込みできなくなった人については、デジタル庁と連携しポイント取得できるよう取り組む」とした。

コンビニ交付サービス、さいたま市でも不具合

 徳島県板野町で、コンビニ交付サービスを利用しての申請を行ったところ、転居前の古い住所で本人の住民票や印鑑登録証明書が交付されたケースがあった。これに加えて新たに、埼玉県さいたま市でも旧姓を併記しての住民票の写しの交付を申請したにも関わらず、実際には併記されない不具合が確認された。

 さいたま市のケースは、総務省の要請で行った富士通ジャパン製のシステムの点検で発覚したもの。2021年9月に住民票に併記される旧姓がコンビニ交付サービスでは併記されずに交付される不具合があった。

困りごとは「0120-95-0178」へ

 マイナンバー関連のトラブルは、マイナンバー総合フリーダイヤル「0120-95-0178」に問い合わせることで対応を受けられる。

 音声ガイダンスに従い、個別の事案ごとの番号を入力することで利用できる。コールセンターで対応できないものは担当省庁で対応を検討するほか、その状況は各省庁で共有し、情報発信を行うという。