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スマホで大雨や洪水の情報を確認する方法とは――非常時に役立つアプリまとめ

 台風などの影響で降雨が続き、河川の氾濫や洪水などの発生リスクが増せば、身の安全を図ることになる。現在では、スマートフォンで現在地周辺の最新状況を調べやすい環境が整えられている。

 本稿では、非常時への対策のひとつとして、代表的なアプリやWebサービスを紹介する。

「NHK ニュース・防災」

Google Playより

 NHKによる最新ニュースのほか、各地の天気予報などを確認できる。重要なニュースが報じられた際は、通知も受け取れる。

 また、洪水情報のほか、地震や津波などの情報を確認できる。利用料は無料。

トップ画面では、主要なニュースが表示される
あらかじめ任意の地点を登録しておくと、その場所に応じた気象警報や注意報などを確認できる
マップ機能として、雨雲の動きを把握する「雨雲データマップ」のほか、河川情報を示すデータマップやハザードマップ(洪水)などが用意されている
色分けにより、警報・注意報などを示すマップ
「NHK ニュース・防災」をインストール

「Yahoo!防災速報」

Google Playより

 現在地のほか、あらかじめ設定した任意の地点(最大3地点)に関して、防災の通知を受け取れる。豪雨予報や緊急地震速報など、さまざまな災害情報の通知に対応している。

 利用者同士で災害状況を共有する「災害マップ」などの機能も用意されている。利用料は無料。

現在地と連動した通知のほか、任意の地点を最大3件まで設定できる
利用者の設定に応じた情報が表示される
「災害マップ」
土砂災害や河川洪水など、表示する内容を利用者が設定できる
たとえば「浸水被害なし」というように、利用者の声を表示する機能も用意されている
「Yahoo!防災速報」をインストール

「Yahoo!天気」

Google Playより

 最大17日先までの天気予報のほか、時間ごとの詳細な天気予報、リアルタイムの気温や湿度などを確認できる。「雨雲レーダー」「台風レーダー」などの各種レーダー機能も用意されている。

 さまざまな通知機能も用意されており、たとえば「大雨危険度」では、2019年から導入された5段階の「大雨警戒レベル」を通知する。利用料は無料。

トップ画面では、天気予報がシンプルなインターフェイスで表示される
雨が強く降っている地域がすぐわかる「雨雲レーダー」。雨雲の今後の動きも確認できる
メニューには、「大雨警戒レベルマップ」や「河川水位」など、さまざまな天気・防災情報の項目が用意されている
「大雨警戒レベルマップ」。警戒レベルによって色分けされている
河川水位情報の表示。「大雨警戒レベルマップ」と同様、色分けによって危険度を把握しやすくしている
「Yahoo!天気」をインストール

「ウェザーニュース」

Google Playより

 天気予報のほか、AI技術を利用して雨雲の動きを予測するレーダーなど、さまざまな機能を搭載。災害関連情報も確認できる。気象のプロフェッショナル400人が、24時間体制で情報を配信しているという。

 利用料は基本的に無料だが、機能が拡張される有料メニューも用意されている。

雨雲レーダーの表示
河川レーダーの表示
「マイ天気」では、利用者の設定に応じた気象情報をすぐに確認できる
有料の会員専用メニューも用意されている
「ウェザーニュース」をインストール

アプリだけでなくWebサイト、各種サービスも活用しよう

 本稿ではスマートフォンアプリを紹介したが、たとえばNHKやヤフーのWebサイトでも、災害情報は確認できる。

 また、国土交通省は「ハザードマップポータルサイト」を運営しており、洪水や土砂災害、高潮や津波のリスク情報を、地図に重ねて表示させられる。

 そのほか、コミュニケーションアプリ「LINE」では、公式アカウント「LINEスマート通知」を“友だち”として追加することにより、防災速報などを受け取れる。

「LINEスマート通知」とのトーク画面
通知の内容は細かく設定できる
防災速報の設定画面