てっぱんアプリ!
津波、洪水に備えて、指定した場所の標高を素早く知る2つの方法
2025年1月17日 00:01
スマホを、もっと楽しく快適に使うには、アプリを活用しよう。本コーナーでは、続々登場する旬なアプリの中から編集部が厳選した、スマホユーザー必携の“てっぱん”アプリをご紹介します!
2025年1月14日に比較的大きな地震が発生し、宮崎県と高知県に津波注意報が発令された。こうしたときに重要なのが標高(海抜高度)だ。特に見知らぬ土地では、今いる場所や避難しようとしている場所の標高を知ることができれば、危険から逃れる助けになる。そこで今回は、スマホで標高を手っ取り早く知るための2通りの方法を紹介したい。
「Google Earth」を使って標高を知る方法
最も簡単に標高を知ることができるスマホアプリが「Google Earth」だ。起動して現在地ボタンを押すか、知りたい場所を長押しするだけですぐにその地点の標高を表示してくれる。
Google マップとは違い、デフォルトが航空写真なので分かりにくいかもしれない。そのときはレイヤの設定画面から「地図」を選択することで、Google マップに近いシンプルな地図表示に切り替えよう。通りの名前が分かるようになるので、場所の判別がしやすくなるはず。
また、指定した地点間を「測定」する機能を使えば、高台になっている場所から現在地までどれくらいの距離があるのかを確認するのも簡単。見知らぬ土地で地震に遭遇した場合にも、これらの機能を活用すれば適切に対処できるだろう。
「地理院地図」を使って標高を知る方法
アプリをインストールしていない・できないときは、Webブラウザから利用できる「地理院地図」が便利。Googleで「地理院地図」で検索すれば一番最初に表示されるので、ブックマークしていなくてもアクセスしやすい。この地理院地図にアクセスすれば、画面中央の十字マークで合わせている箇所の標高が画面下部に即座に表示される。
できるだけ高く、かつ行きやすい場所を見つけるうえでは、メニューの「ツール」内にある「断面図」機能が使える。指定した始点と終点の間の起伏をグラフ表示するもので、高さや傾斜の度合いなどがひと目で分かる。
こうした標高が分かるツールがあれば、万一の避難時だけでなく、洪水被害の遭いにくい土地を探すときにも、あるいは見晴らしのいい花火が見やすそうな高台を探すときにも役立つはず。いつでも利用できるように手元で準備しておこう。