河野デジタル大臣、マイナカード機能のスマホ搭載で今後の予定を語る

　河野太郎デジタル大臣は、9日の記者会見で、スマートフォン向けのマイナンバーカード機能搭載について、今後の予定を語った。

河野氏

　5月11日から、マイナンバーカードを読み取らずとも、Androidスマートフォンからマイナポータルへアクセスできるようになる。「暗証番号の入力が不要になり、スマートフォンの生体認証でマイナポータルへアクセスできる。利便性が上がるのではないかと思う」と河野氏は語った。

　当初はマイナポータルを使ったサービスに対応し、その後は口座開設や携帯電話の契約、キャッシュレス決済の申込みといった民間サービスにも順次対応していく。河野氏は「早ければ5月中にも民間サービスで対応してもらえる」とコメントした。

　今後の予定として、マイナンバーカードを活用した証明書のコンビニ交付サービスは、年内にもスマートフォンのみで利用できるようになるという。また、来年の4月には、マイナンバーカードの健康保険証としての利用について、カードがなくてもスマートフォンのみで利用できるようにする。

　なお、iPhoneでの利用に関しては「早くやりたいと思っている」（河野氏）。

　河野氏は「スマートフォンひとつでいろいろな行政の手続きができるよう、関係省庁と調整していきたい」と語り、今後への意欲を見せた。