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デジタル庁の資料で見る、5月11日開始「マイナカード搭載のAndroidスマホ」でできること

 5月11日からついに開始されることになった、Androidスマートフォンへのマイナンバーカード搭載。実際に、暮らしのなかでどう役立てられるのか? デジタル庁の資料をもとにできることを紹介する。

 11日にスタートするのは、Androidスマートフォンでのサービスのみ。河野太郎デジタル大臣は4月25日の会見で、iOS端末でのマイナンバーカード搭載については「やりますよという話は決まっている。あとは時期の問題。なるべく早くしたい」と言及しており、今後あらためて告知されるとみられる。

マイナポータルがスマホだけで

 Androidスマートフォンにマイナンバーカードを搭載することで、スマートフォン1台だけでマイナンバーカードと同等の機能が利用できるようになる。

 具体的には、マイナンバーカードと同等の機能をもつ専用のアプリをインストールことになり、機種によっては生体認証機能を4桁の暗証番号の代わりに用いることもできる。

 デジタル庁が公開した資料によると、サービス開始初日の5月11日にはマイナポータルでの子育て支援申請や薬剤・健診、母子手帳のほか予防接種のお知らせの閲覧などに活用できる。このほか、2024年度の確定申告や7月からは引っ越し手続きの申請にも対応する。

民間サービスでも順次対応へ

 さらに、民間サービスとしては、銀行・証券口座開設や携帯電話、キャッシュレス決済の申込みにも5月11日から順次対応予定とされている。

 加えて、近くのコンビニエンスストアで住民票の写しや印鑑登録証明書などを取得できる「コンビニ交付サービス」でも年内に対応が始まる見込み。健康保険証としての利用は2024年4月ごろの対応予定とされている。