ニュース

Google WorkspaceにグーグルのジェネレーティブAI「PaLM」、書きたいトピック入力で下書き生成

 グーグル(Google)は、次世代AI「PaLM」のAPIを、一部の開発者向けに公開した。一部の開発者は、「PaLM API」と、ツール「MakerSuite」のプライベートプレビューにアクセスできる。

 「PaLM API」は、グーグルが保有する大規模な言語モデルへのエントリーポイントとして機能する。開発者は、コンテンツ生成やチャット、要約などに最適化されたモデルへアクセスできる。

 サイズや機能の面で“効率的な”モデルを利用できるとされており、近日中にほかのモデルも追加される予定。

 「MakerSuite」は、合成データによるデータセットの増強や、カスタムモデルのチューニングなどをサポートするツール。これにより、ジェネレーティブAI(生成AI)の開発ワークフローが簡素化されるという。

 5400億パラメータの言語モデル「PaLM(Pathways Language Model)」は、言語理解・生成や推論、コード関連タスクなどで高い能力を発揮するとアピールされている。

「Google Workspace」での新機能

 「Gmail」と「Google ドキュメント(Google Docs)」では、書きたいトピックを入力するだけで、即座に下書きを作成できる新機能も用意される。

 今後数週間のうちに、一部の利用者(テスター)へ展開される予定となっている。