てっぱんアプリ!

「Bing」のAIチャット機能をスマートフォンで使ってみよう

 スマホを、もっと楽しく快適に使うには、アプリを活用しよう。本コーナーでは、続々登場する旬なアプリの中から編集部が厳選した、スマホユーザー必携の“てっぱん”アプリをご紹介します!

◇   ◇   ◇
アプリ名: Microsoft Bing 検索
開発者: Microsoft Corporation
価格: 無料
対応OS: iOS 13.0 以降、Android 7.0 以降
カテゴリ: ツール

 AI技術を用いた対話型検索機能が、昨今大きな話題を呼んでいる。いくつかのツールが登場しているが、今回はMicrosoftの検索サービス「Bing」の「AIチャット機能」がどんな風に使えるのか、紹介していきたい。

「Bing」の「AIチャット機能」の始め方、活用の仕方は?

「Bing」のAIチャット機能が使えるアプリは2種類

 Microsoftが提供している検索サービス「Bing」の「AIチャット機能」を使い始めるには、準備がいる。2023年3月時点ではまだプレビュー段階のため、そのプレビューに参加するための手続きが必要だ。Microsoftアカウントを用意し、公式サイト(https://www.bing.com/new)から「順番待ちリストに参加」してしばらく待とう(筆者の場合は2週間ほどかかった)。

 参加が可能になった後、スマートフォンから利用する方法は今のところ2通り。検索アプリの「Microsoft Bing 検索」か、Webブラウザーの「Edge」の検索機能からAIチャット機能にアクセスできる。ここでは主に「Microsoft Bing 検索」アプリからの利用方法を紹介していきたい。

公式サイト(https://www.bing.com/new)から「順番待ちリストに参加」する
参加が可能になるとメールで通知がある
EdgeからAIチャット機能を利用することもできる
Bingの検索ページで「チャット」を選択して質問しよう

連続したやり取りができ、3種類の会話スタイルも選択可能に

 使い方は、今までのサーチエンジンの利用方法とは少し異なる。キーワードだけで検索するというよりは、人に質問するような自由なスタイルで文章を入力(もしくは音声入力)して情報を得る形だ。質問すれば数秒~数十秒程度で回答が返り、その回答に対してさらに突っ込んだ質問をすることもできる。まさにAIと会話のキャッチボールが楽しめるというわけ。

 ただし、一連の話題のやり取りは原稿執筆時点で最大6回、タイミングによっては8回までに制限されている。当初制限が設けられたときは5回まで、その後6回までにすると発表されていたことから、少しずつ制限が緩和されていっているようだ。

 そして、プレビュー版とはいえ「AIチャット機能」は最近になってアップデートがあり、「独創性」「バランス」「厳密」という3つの会話スタイルから選択できるようになった。この設定はいつでも変更でき、選択したスタイルによって回答の中身が異なってくる。質問のテーマや意図、期待する回答などによってスタイルを切り替えると良いだろう。正式リリースまでに、AIチャットはまだまだパワーアップしていくことが期待できそうだ。

3つの会話スタイルから選択して質問を始める
「独創性」だとこのような回答に
「バランス」にしたときの回答
「厳密」のときの回答。質問の意図によって会話スタイルを選ぶと良さそう
通常のキーワード検索だと、検索結果から自分で適切と思う情報をピックアップし整理する必要があるが、チャットだと最初から整理された形で情報が得られる
独自の物語をつくってもらうこともできる
さらに突っ込んで質問していくことも