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バルミューダの第2弾スマホは“幻”に、現在は第3弾デバイスの開発が進行中

 バルミューダ代表取締役社長の寺尾玄氏は、「BALMUDA Technologies」ブランドについて、同ブランド第2弾となるスマートフォン端末の開発を断念したことを明らかにした。10日の決算説明会でコメントされたもの。

寺尾氏

 寺尾氏は、同社の業績を説明しつつ「(2022年)8月の段階で携帯電話端末の設計は終わっていた」とコメント。そのうえで、為替変動などの影響を受け「最終的な価格が予想できず、ビジネスとしてセットできなかった」と語った。

 加えて、「携帯は現時点で具体的な開発案件として進めているものがある」と寺尾氏。しかしバルミューダの来期の業績予想には含まれておらず、同氏は「業績予想に含めるだけの“かたさ(編集部注:確実性を指すとみられる)”がない」とコメントした。

 寺尾氏が「ビジネスとしてセットできなかった」と語る端末は、BALMUDA Technologies第2弾としてのスマートフォンだったという。寺尾氏は第3弾のデバイスの開発に取り組んでいるとしたが、具体的な製品ジャンルは明言されなかった。

 「スマートフォン分野からの撤退も想定しているのか」という質問については「現時点で視野に入れていない」と回答した。

 BALMUDA Technologiesからは、第1弾製品として2021年11月に「BALMUDA Phone」が発表された。発表当時、寺尾氏は「次のデバイスの開発もスタートしている」と語っていた。