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グーグルの国内向け発表会、質疑応答で語られたこととは

 グーグルは7日、国内向けに新製品の発表会を開催した。グーグル(Google)およびアルファベット(Alphabet)のCEOを務めるスンダー・ピチャイ(Sundar Pichai)氏も登壇した発表会では、最新スマートフォン「Pixel 7」「Pixel 7 Pro」や、スマートウォッチ「Pixel Watch」が紹介された。

 本稿では、報道陣向けの質疑応答の内容を、ジャンルごとの一問一答というかたちでお届けする。

価格設定について

――現在の為替レートは1ドル145円くらいだが、特に「Pixel Watch」については、1ドル113円くらいのレートになっている。非常に安い価格設定になっていると思うが、どういったねらいがあるのか教えてほしい。

グーグル
 「Pixel 7」「Pixel 7 Pro」「Pixel Watch」については、さまざまな機能や、プロダクトの能力に基づいて価格を設定しています。

 ポートフォリオの位置付けを踏まえたうえで、同時に考えていかなければならないことはマクロ経済的なファクターです。

 我々としても確実に競合性を保っていかなければならないということで、為替もひとつの検討要素として、「Pixel 7」「Pixel 7 Pro」「Pixel Watch」の価格を決めるときに考えていました。

――価格だけではなく、下取りも非常に充実しているが、今回の新製品の普及について、どのような戦略で臨もうと考えたのか。特に日本向けの戦略について教えてほしい。

グーグル
 「Pixel Watch」の価格設定の話として、競合の状態や、製品のなかに含まれている機能に見合ったかたちでプライシングをしています。為替も考えなければならない要素のひとつです。

 「Pixel 7」「Pixel 7 Pro」も、同じ考えのもとに価格を設定しています。本当にすごい新しいテクノロジーが「Pixel 7」シリーズには組み込まれていて、こういったものを踏まえて今回の価格設定をしています。もちろん、為替なども考慮しています。

「Pixel Watch」

――「Pixel Watch」について、Suica対応ということだが、Suicaだけに対応しているということなのか、PASMOや、Suicaの定期券機能などにも対応しているのか。

グーグル
 Google Payを使ったSuicaにのみ対応しています。

――「Pixel Watch」はiOSに対応していないとのことだが、iPhoneで使えないことの競争力についてはどう考えているのか。

グーグル
 我々のプライオリティ、特に「Pixel Watch」の開発におけるプライオリティというのは、「Pixel」スマートフォンにとってのぴったりの“おとも”のような製品をつくることでした。最高の機能を皆さんにお届けしようということで、非常に高い基準値を設定しています。

 まずは「Pixel Watch」を開発して、Androidのエコシステムを支えるということが、プライオリティとして高かったという背景があります。

――「Pixel Watch」のバンドについて、最初は「アクティブバンド」が付属したものが販売される。最初からいろいろ選べるようにしなかった理由を教えてほしい。

グーグル
 「最初の箱に何を入れるのか」というときに、“おそらく、人々が最もほしいのはこれだろう”というバンドを選びました。それをデバイスと一緒に箱に入れれば、ユーザーの方たちは自分が好きなアクセサリーバンドをあとで選んで、本当に自分のものとしてパーソナライズできる、という考え方に基づいています。

――「Pixel Watch」のECG(心電図)機能について、日本で利用できるのか。今後の見通しについても教えてほしい。

グーグル
 現在、ECG機能は日本では使えません。今、チームが本当に一生懸命になって、日本の規制当局と一緒に、必要な認証を取れるようにしています。日本のユーザーにもできるだけ早く、この機能を使っていただきたいと思っています。

新チップセット「Tensor G2」

――今回の新チップセット「Tensor G2」について、どういった部分が先代の「Tensor」と比べて向上しているのか。

グーグル
 「Tensor G2」のMLモデル(機械学習モデル)は、「Tensor」と比べて6%速くなっています。効率性は20%上がりました。それによって、顔認証によるロック解除や「超解像ズーム」、“ボケの除去”などが可能になりました。

 先代の「Tensor」も、「消しゴムマジック」を可能にするなど、非常に能力の高いチップセットではありましたが、「Tensor G2」は、パワーや効率性という意味で進化しています。

グーグルにとっての日本市場とは

――「Pixel 6a」までの日本での販売実績を、どのように自己評価しているのか。日本市場にどんどん注力しているように見えるが、グーグルのハードウェアにとって、日本市場の意味を教えてほしい。

グーグル
 まず「Pixel 6a」に関して、販売状況には非常に励まされています。日本におけるパートナーの方々のストアで、トップセラーとして扱われています。

 日本は、非常に大きな成長の機会を与えてくれています。「Pixel」の端末や、グーグルのハードウェアのポートフォリオ全体としても、普及率が非常に高くなっています。

 我々はこれからも、そういった機会をうまく活かして成長したいと考えています。引き続き日本でビジネスを構築したいです。

――「Nest」デバイスが発表されていたが、日本での展開はどうなるのか。

グーグル
 本日、「Nest」に関する日本での発表はありません。現時点で未定となります。