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米グーグル、Wi-Fi 6Eルーター「Nest Wifi Pro」を発表

 グーグル(Google)は、スマートホームの新製品として、Wi-Fi 6E対応のホームルーター「Nest Wifi Pro」を発表した。

 グーグル日本広報によれば、日本国内での発売は未定とのこと。あわせて、有線でつながる「Nest doorbell」なども発表されているが、本稿ではNest Wifi Proについてご紹介する。

Nest Wifi Pro

 家庭用の据え置き型ルーターである「Nest Wifi Pro」は、6GHz帯を利用できる規格「Wi-Fi 6E」をサポート。グーグルでは、Wi-Fi 6の最大2倍の速度を提供するとアピールしている。

 「Nest Wifi Pro」では、ネットワークパフォーマンスを常に分析し、接続を最適化し、混雑を避けるよう設計されている。ビデオ通話、映像ストリーミングを優先することもできる。

 カバーできる面積は最大約204平方m。グーグルが主導するというIoT向け無線規格「Thread」をサポートし、Thread対応デバイスを利用する際、Threadの特徴のひとつという低消費電力性能を活かせるとうたう。

 スマートホーム用プロトコルの「Matter」も対応し、「Nest Wifi Pro」をMatterのハブとして使える。Matter対応のスマートホームデバイスを制御でき、簡単に管理・追加できる。

 円筒形の外観は、つやのある仕上げで、同社では家庭内に馴染むデザインとアピールする。カラーバリエーションとして、スノー、リネン、フォグ、レモングラスがラインアップされる。

 大きさは130×117×85mm、重さは450g。背面に2つのイーサネットポート(1Gbps対応)が用意される。

 米国での価格は3製品セットで399.99ドル(約5万8000円)、2製品セットで299.99ドル(約4万3000円)、単体で199.99ドル(約2万9000円)となっており、現地では10月27日に発売される予定。