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グーグルが日本へ1000億円投資、3年ぶり来日のピチャイCEOは岸田首相を訪問

ピチャイCEOが3年ぶりに来日

 GoogleのピチャイCEOが3年ぶりに来日した。今回の訪問では、Google Pixelシリーズの紹介を行い、各界のリーダーと日本の未来のデジタルへの貢献について対談した。また、Google Developer Student Clubsに参加する学生開発者と接した。

岸田首相を表敬訪問

 さらに、岸田 文雄内閣総理大臣を表敬訪問し、日本文化のデジタル化を支援するための取り組みである「デジタル未来構想」について対談した。インフラへの投資、デジタルトレーニングの提供、パートナーや非営利団体への支援拡大などを実施し、デジタル化を推進する考えを表明した。

日本のインフラに1000億円投資

 2024年にかけて、Googleは日本のネットワークインフラに1000億円を投資するという。昨年から取り組みは始まっており、2023年には千葉県印西市にデータセンターを開設する見込み。アクセスを高速化や安定性の担保に資するという。また、日本とカナダ西海岸を結ぶ海底ケーブル「Topaz」も2023年に開通予定となっている。

 Googleは、2019年以来1000万人にデジタルスキルトレーニングを提供してきた。高成長分野において、特定のスキルに対する需要が増加している現状から、今年6月には、主幹事として日本リスキリングコンソーシアムを発足させた。今後も、企業のニーズに沿って、イノベーション促進に対する取り組みの対象企業を広げる予定。

 Googleの慈善事業部門であるGoogle.orgは600万ドルを拠出し、デジタルがもたらす恩恵を広める非営利団体を支援するという。

Pixel 7発表会場のボードにピチャイCEOのサインも残されていた