ニュース

頻発する通信障害に寺田総務相「構造的な問題の検証必要」

9月末にも事業者間ローミングの検討会を実施へ

 寺田稔総務大臣は13日、閣議後記者会見で9月11日に発生したKDDIの通信障害について、7月から障害が頻発していることを踏まえて「大変重く受け止めている」として、体制の検証の必要性について言及した。

寺田総務大臣

 記者からKDDIの通信障害が頻発していることについて、受け止めと総務省としての対応を問われた寺田大臣は「通信障害が続いて発生していることは、総務省としても大変重く受け止めている」として、詳細な原因と再発防止策の報告をKDDIに求めたとコメント。防衛関係では、開発元のエンジニアが常駐してシステムの維持管理などが行われていることを挙げ「リスク管理や保守・運用などの構造的な問題も十分な検証が必要になるのではないか」と指摘した。

 また、事業者間ローミングの実現に向けた検討会について、9月末にも第1回の会合を開催する予定であることを明らかにした。同検討会での方向性は年内にも示される予定となっている。