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アップル、Apple Silicon第2世代の「M2」チップを発表

 アップルは、同社独自のチップ(SoC)であるApple Siliconの第2世代にあたる「M2」を発表した。搭載製品として、Macbook Air、MacBook Proもあわせて発表されている。

 M2は、第2世代の5nmプロセスで製造され、200億以上のトランジスタを搭載する。これはM1と比べ、25%多い。

 M1より50%アップした100GB/sのユニファイドメモリ帯域幅を備え、より高い処理を実現すべく、128bitのLPDDR5インターフェイスで最大24GBのユニファイドメモリをサポート。

 M2では、8コアのCPUを搭載。このうち4つは、高い処理能力を備えるハイパフォーマンスコアで、大容量のキャッシュを備える。残り4つのコアは効率的な処理を担う。

 12コアの他社製のノートパソコン用チップと比べ、M2ではピークパフォーマンスの87%を、1/4の電力で実現する。

 M2のGPUは最大10コア。M1と同じ電力であれば、そのパフォーマンスは最大25%、最大の電力レベルでは最大35%高くなる。

 次世代のSecure Enclave、Neural Engineを搭載。機械学習を処理するNeural Engineは最大で毎秒15.8兆の演算を実現する。これはM1よりも40%向上するスペックという。

 メディアエンジンは、H.264とHEVCの8K動画に対応。高速なハードウェアでのエンコードとデコードのためのエンジンも備え、M2では複数の4Kと8Kの動画を再生できる