ニュース

アップル、M2チップ搭載のMacBook Airを発表

13インチのMacBook Proにも搭載

 アップルは、独自のSoCであるApple Siliconの新バージョン「M2」を搭載するMacBook Airを発表した。あわせて13インチのMacBook Proにも搭載される。

MacBook Air

 価格は、8コアCPU/8コアGPU/256GBストレージで16万4800円(米国では1199ドル)、8コアCPU/10コアGPU/512GBストレージで20万8800円(同1499ドル)。どちらもメモリーは8GB。なお、MacBook AirのM1モデルは13万4800円。

 7月にユーザーの手元に届くと案内されており、同時期に店頭での販売も開始される。

M2搭載のMacBook Air

 MacBook Airは、13.6インチのLiquid Retinaディスプレイ、1080pのFaceTime HDカメラ、4スピーカーサウンド・システム、最大18時間駆動するバッテリー、MagSafe充電をサポートする。

 M2を搭載することで、100GB/sのメモリー帯域幅を確保し、最大24GBのメモリーをサポート。

 次世代のハードウェアエンコード・デコード用のメディアエンジンとProResビデオエンジンが追加されており、4Kと8Kの複数の動画再生ができる。

アルミニウムボディ

 M2対応として新たに設計されたとのことで、薄さは11.3mm、重さは1.24kgに仕上げられた。アルミニウムのユニボディで、ファンレスとなる。

 ボディカラーは、シルバー、スペースグレイ、ミッドナイト、スターライトの4色がラインアップされる。

外部インターフェイス

 外部インターフェイスとして、2つのThunderboltポート、ハイインピーダンスヘッドフォン対応の3.5mmオーディオジャックを備える。

キーボード周辺

 Magic KeyboardはTouch IDが用意されたファンクションキー配列、感圧タッチトラックパッドを備える。

ディスプレイ

 10億色対応の13.6インチのLiquid Retinaディスプレイは、従来よりも左右に拡大。輝度は500nitで、これまでより25%明るくなった。

カメラとサウンド

 1080pのFaceTime HDカメラが用意されており、前世代と比べ、解像度や明るさが足りない場面での性能は2倍にアップしたという。

 4スピーカーサウンドシステムが用意されており、スピーカーとマイクは、キーボードとディスプレイの間に組み込まれた。ドルビーアトモスにも対応する。

 3マイクアレイにより、ビームフォーミングアルゴリズムを駆使して、音声をより的確に捉える。

MacBook Airのサマリー

M2搭載の13インチMacBook Pro

 MacBook Proはデザインがそのまま、M2搭載版が用意される。

 M2の8コアCPUと10コアGPUにより、Apple Siliconを搭載していないモデルと比べ、Affinity PhotoなどのアプリでRAW画像を、約3.4倍、高速に処理できる。

 4KのProRes動画は最大11本、8KのProRes動画は最大2本再生できる。また、これまでの約3倍の速さで、ビデオプロジェクトをProResへ変換できる。