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アップル「M2/M2 Pro」搭載のMac miniを発表

 アップル(Apple)は、同社独自チップセット「M2」と「M2 Pro」を搭載できる「Mac mini」を発表した。価格はM2版が8万4800円~、M2 Pro版が18万4800円~。

M2搭載Mac mini

 M2搭載のMac miniでは、4つの高性能コアと4つの高効率コアという組み合わせの8コアCPU、そして10コアGPUを備える。価格は8万4800円~。

 アプリの起動や複数アプリの同時作業といった場面も快適に利用できる。また、たとえばAdobe Photoshopの画像処理は、前世代よりも最大50%高速になり、映像処理アプリ「Final Cut Pro」もM2チップのProResアクセラレーションで、編集作業が2倍以上、高速になる。

 最大2本の30fps、8K ProRes 422ビデオストリーム、あるいは最大12本の30fps、4K ProRes 422ビデオストリームを同時に再生できる。

Intel Core i7搭載Mac miniと比較した場合のM2搭載Mac miniの性能(アップルのプレスリリースより)
  • Pixelmator Proでの機械学習(ML)による画像アップスケーリングのパフォーマンスが最大22倍高速。
  • Final Cut Proでの複雑なタイムラインレンダリングが9.8倍高速。
前世代のM1搭載Mac miniと比較した場合のM2搭載Mac miniの性能(アップルのプレスリリースより)
  • Final Cut ProでのProResトランスコードが最大2.4倍高速。
  • Adobe Photoshopでのフィルタと機能のパフォーマンスが最大50パーセント高速。
  • 「バイオハザード ヴィレッジ」のゲームプレイが最大35パーセント高速。

 外部インターフェイスとして、Thunderbolt 4ポートを2つ備え、最大2台のディスプレイを接続できる。またWi-Fi 6E、Bluetooth 5.3、2つのUSB-Aポート、HDMIポート、ギガビットEthernetポート(10GBのオプションあり)などが用意される。

M2版Mac miniの背面

M2 Pro搭載Mac Mini

 もう一方の「M2 Pro」は、17日(日本時間)夜に発表されたばかりの最新型。同社では、Mac miniとして初めて、プロレベルの処理性能を実現したとアピールする。8つの高性能コア、4つの高効率コアという12コアCPUと、最大19コアのGPUを備える。価格は18万4800円~。

 M1チップより最大40%高速な次世代のNeural Engine(機械学習処理エンジン)も用意されている。

 こちらは、最大5本の30fpsの8K ProRes 422ビデオストリームまたは最大23本の30fpsの4K ProRes 422ビデオストリームを同時に再生できる。

Intel Core i7とRadeon Pro 5500 XTを搭載した27インチiMacと比較した場合のM2 Pro搭載Mac miniの性能(アップルのプレスリリースより)
  • Adobe Photoshopでのフィルタと機能のパフォーマンスが最大50パーセント高速。
  • Adobe Lightroom Classicでのパノラマ合成が最大5.5倍高速。
  • Final Cut Proでのオブジェクトトラッキングが最大4.4倍高速。
前世代のM1搭載Mac miniと比較した場合のM2 Pro搭載Mac miniの性能(アップルのプレスリリースより)
  • Affinity Photoでのグラフィックパフォーマンスが最大2.5倍高速。
  • Final Cut ProでのProResトランスコードが最大4.2倍高速。
  • 「バイオハザード ヴィレッジ」のゲームプレイが最大2.8倍高速。

 外部インターフェイスとして、Thunderbolt 4ポートを4つ備え、最大3台のディスプレイや1台の8Kディスプレイをサポート。Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.3、2つのUSB-Aポート、HDMIポート、ギガビットEthernetポート(10GBのオプションあり)なども利用できる。

M2 Pro搭載版Mac miniの背面