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NECと富士通に4.7GHz/28GHz帯のローカル5G無線局免許を付与、全国初

NECはスタンドアローン構成も、全国初

 関東総合通信局は9日、日本電気(NEC)と富士通に全国初の拡張周波数帯のローカル5G無線局免許を付与した。なお、NECは全国初のスタンドアローン(SA)構成のローカル5G免許付与となった。

 無線局の種別はそれぞれ基地局と陸上移動局(携帯端末など)。

 周波数帯はNECが4.7GHz帯、富士通が2.5GHz帯と28GHz帯で、このうち4.7GHz帯と28GHz帯は2020年12月18日に拡張、法整備したもの。

 設置場所は、NECが東京都港区(NEC本社ビル内「Future Creation Hub」)と神奈川県川崎市(玉川事業場内「ローカル5Gラボ」)、富士通が栃木県小山市で、使用用途は「ユーザーとの協創を通じたローカル5Gユースケースの創出」(NEC)と「ローカル5Gを活用したコネクテッドファクトリーの実践」(富士通)としている。

 NECは取得した免許を活用し、自社設備内にSA構成のローカル5Gネットワークを構築する。ローカル5G関連サービスのさらなる高度化への取り組みや、ローカル5Gを実際に体感できるデモの実施、顧客企業との共創活動を加速し、ローカル5Gの普及及びイノベーションを創出していくとしている。