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富士通コネクテッドテクノロジーズ、ローカル5G対応スマホをCEATECでお披露目

ミリ波/sub6、NSA/SAをサポート

  富士通コネクテッドテクノロジーズ(以下、FCNT)は、米クアルコムとの協業で開発した5Gスマートフォンのリファレンスデザインを活用し、ローカル5Gに対応したスマートデバイスを開発した。ローカル5G市場向けに10月末より提供する。

FCNTがローカル5G対応のスマホ、CEATECでお披露目

 同デバイスは、5Gのミリ波とsub6および、NSA(Non Stand Alone)に加えてSA(Stand Alone)方式の通信にも対応する、スマートフォンタイプの端末で、ネットワーク状態を可視化する独自のツールも提供する。

ネットワーク状態の可視化ツールも提供

 小型・軽量で持ち運びがしやすく、ローカル5Gのネットワーク検証や実証実験で優れた機動性を発揮するほか、カメラやGPS、マイク、加速度センサーなどの各種センサーを搭載しているため、様々な実証実験に活用できるという。

 また、OSはAndroid OSを搭載するため、ユーザー自身が必要なアプリケーションを開発して利用できる。FCNTは、10月20日よりオンラインで開催される「CEATEC 2020 ONLINE」で同デバイスを紹介する。

 CPUはSnapdrafgon 865で、ローカル5Gの対応周波数は28.2~29.1GHzおよび4.6~4.9GHz。対応バンド構成はSAがn79、NSAがn79、n257で、アンカーバンドとしてB39(sXGP)およびB41(地域BWA)に対応する。

 大きさは約164×76×7.7(mm)、重さは約171g、RAMは8GB、ストレージ128GB。OSはAndroid 10で、ディスプレイは有機ELで6.7インチ(1440×3120)。

 カメラ構成はリアの広角レンズが4800万画素+1600万画素、望遠および光学3倍ズームがそれぞれ800万画素、フロントが3200万画素。Wi-FiはIEEE802.11 a/b/g/n/ac/axをサポートし、Bluetoothは5.1、USB 3.1に対応する。バッテリー容量は4070mAh。