ニュース

ドコモの「AI運行バス」、茨城県土浦市の公共交通空白地帯で実証実験

AIコミュニティバスのイメージ

 NTTドコモは、つちうらMaaS推進協議会が3月3日~11日に茨城県土浦市新治地区で実施する「つちうらMaaS実証実験」に参画し、ドコモのオンデマンド乗合交通「AI運行バス」のシステムを活用したコミュニティバスの実証実験を行う。

 実証実験では、公共交通の空白地帯である土浦市新治地区の近隣を走行する路線バスのバス停や商業施設などを結ぶAIコミュニティバスを運行する。AI運行バスのシステムを活用し、公共交通の空白地域における交通手段の確保に向け、利便性の高い交通インフラの提供を目指す。

 利用者は予約用の専用Webサイトや電話で乗降場所と人数を予約することで、運行中のAIコミュニティバスがリアルタイムに配車される。予約内容に応じて、車両と運行経路をリアルタイムにAIが決定し、Webサイト上に乗車予定時刻が表示される。また、NECソリューションイノベータが提供する顔認証システムを活用し、乗車時の本人確認を顔認証で実施する。

 乗降場所は29カ所で、運賃は無料。ワンボックス型の車両2台で運行される。サービスの利用には、無料の会員登録が必要。

予約用Webサイトのイメージ