ドコモの「AI運行バス」、横須賀でスーパーや病院と連携した実証実験

　横須賀市、京浜急行電鉄、NTTドコモは、神奈川県横須賀市の逸見地区周辺で、「AI運行バス」の実証実験を行う。運行期間は2019年12月9日～2020年2月24日。

　ドコモの「AI運行バス」は、スマートフォンアプリなどからの乗車予約に応じて、AIが最適な配車ルートを組み、運行の効率化を図る仕組み。また、利用データをもとに地域の施設や店舗の情報発信、クーポン配布ができる機能も備える。

　AI運行バスの実証実験は各地で行われてきたが、今回の横須賀市の実証実験では、横須賀共済病院、京急ストアと協力し、地域サービスとのシステム連携をテストする。バスの運行は京急中央交通が担当する。

　横須賀共済病院では、電子カルテシステムとAI運行バスを連携させ、予約者へのリマインド通知を行う際に、あわせてAI運行バスの予約を可能にする。通院忘れの防止、通院時の利便性向上といった効果を見込む。

　京急ストアは、管理栄養士監修の健康レシピをユーザーの好みにあわせて提案するTAVENALの「Fit Food」というアプリを使い、レシピを見て食材を購入する来店意向を把握。店舗でのイベント情報や来店時に使えるバスの乗車クーポンを配信する。