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プラススタイルが「SIMフリースマホ」コーナー、TCL 10 5Gを先行販売
LINEモバイル回線も
2020年11月10日 11:05
プラススタイルは、SIMロックフリースマートフォンと格安SIMをセットで販売する「+Style SIMフリースマホコーナー」を10日にオープンする。9日に発表された「TCL 10 5G」を、2週間程度、独占で先行販売する。
「+Style SIMフリースマホコーナー」は、ユーザーが好みの機種とSIMカードを選択しやすい環境が整備されつつある現状を踏まえて提供されることになったもの。端末に加えて、同じソフトバンク系列のLINEモバイルの「エントリーパッケージ」も販売する。
最初のラインアップ
端末ラインアップは、これまで提供してきた「Palm Phone」「Punkt. MP02」のほか、TCLの「TCL 10 5G」、ASUSの「ROG Phone 3」、ファーウェイの「HUAWEI P40 Pro 5G」、OPPO(オウガ・ジャパン)の「OPPO Reno3 A」、シャオミ(Xiaomi)の「Redmi Note 9S」が用意される。ハイスペックなゲーミングスマホ、5G対応機種、コスパを追求したモデルなどが揃えられた格好となる。
機種 | 価格(税込) | メーカー発売時の価格 |
TCL 10 5G | 3万9800円 | 3万9800円 |
ROG Phone 3 | 12GB版:13万1780円 | 13万1780円 |
16GB版:14万2780円 | 14万2780円 | |
HUAWEI P40 Pro 5G | 11万9680円 | 11万9680円 |
OPPO Reno3 A | 3万4780円 | 3万9800円 |
Redmi Note 9S | 4GB+64GB版:2万4800円 | 2万4800円 |
6GB+128GB版:2万9800円 | 2万9800円 | |
Palm Phone | 4万5630円 | 4万9280円 |
Punkt. MP02 | 4万4880円 | 4万4064円 |
【お詫びと訂正 2020/11/10 12:26】
記事初出時、TCL 10 5Gの価格が誤っておりました。お詫びして訂正いたします。
IoT商品求めるユーザーにマッチするスマホ
プラススタイル取締役社長の近藤正充氏は、2016年3月から、世界中のIoT製品を届ける場として「+Style」を提供してきたと説明。
ホームIoT対応のLED電球、家電リモコンなどが売れ筋になるなか、過去、5年のランキングを振り返ると、1位は2016年に発売したクラウドスマホ「Robin」だった。さらにトップ10にはPalm Phoneなど、+Styleで扱ってきた携帯電話が並ぶ。
IoT製品を主役にする+Styleとはいえ、「スマホ分野も無視できない」と語る近藤氏は、メーカー自身が直販で端末を販売したり、MVNOが広がったりするほか、政策面でも端末販売と通信契約の分離が進められたりすることを受けて、「時代の変化にあわせた取り組み。IoT商品を好む方はスマホにも関心が高くラインアップを揃えることで訴求できる」(近藤氏)として、今回、SIMフリースマホを多く取り扱うコーナーをオープンすることになったという。
当初のラインアップは、ハイエンドモデルやコスパに長けたモデルと、幅広いニーズに応えるもの。さらに5G対応機種として「TCL 10 5G」「HUAWEI P40 Pro 5G」をラインアップ。このうち「P40 Pro 5G」はグーグルのサービスが使えない機種とあって近藤氏は「使う人を選ぶところはあるだろう」としつつも、イノベーター層に支持される機種でもあり、リテラシーの高い層に向けた機種と位置づけた。
LINEモバイルのSIMも取り扱い
SIMフリースマホコーナーでは、LINEモバイルの「エントリーパッケージ」扱われる。
端末とセットで購入する必要はなく、近藤氏は「早く準備できたことから(LINEモバイルのパッケージを)扱うことになった。ユーザーの要望があれば(ほかのMVNO回線も)検討する」とコメント。
セット割のような施策については、可能性はあるものの、今回の発表には含めていない、とした。