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5Gで相互接続や仮想化を推進、米中独日英のキャリア5社が「ORAN Alliance」設立

 AT&T、China Mobile、Deutsche Telekom(ドイツテレコム)、NTTドコモ、Orangeの5社は、「ORAN Alliance」(オーラン アライアンス)の設立に合意したと発表した。

 各社はそれぞれ米国、中国、ドイツ、日本、英国を代表する通信キャリア。5社は発表の中で、今後のモバイル通信のトラフィックの増加に伴い、モバイルネットワークやその装置の効率的な運用が必要になると指摘した上で、5Gをはじめとした次世代のネットワークの拡張性を高くし、オープンでインテリジェントに構築するため、アライアンスを設立したことを明らかにしている。

 具体的には、相互接続が可能なオープンなインターフェースの推進や、無線ネットワーク装置の仮想化、ビッグデータの活用にそれぞれアライアンスとして取り組んでいく。また汎用サーバーの利用の推進と専用ハードウェア部分の最小化や、APIの規定、オープンソースの利用の推進にも取り組んでいく。

 「ORAN Alliance」では現在のC-RANアライアンスとxRANフォーラムの取り組みを統合し、拡張していくという。今後は「ORAN Alliance」の枠組みを世界中の通信キャリアやネットワーク機器ベンダーに拡大していく予定としている。