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KDDIら、5Gにおける基地局仮想化とマルチベンダー構成の接続性に関する実証実験
2020年5月20日 13:08
KDDIは、日本電気（NEC）、ノキアソリューションズ＆ネットワークス、富士通と協力し、5Gにおける基地局仮想化の実用化と、O-RAN準拠の基地局装置によるマルチベンダー接続性に関する実証実験を、2020年3月～9月まで実施する。
これまでの基地局では、専用のハードウェアとソフトウェアが一体となった設備を用いていたが、仮想化技術を適用することで、汎用ハードウェア上でデータ処理部（CU：Central Unit）や無線信号処理部（DU：Distributed Unit）といった多様なソフトウェアを動作させ、ニーズに合わせたネットワークを柔軟に提供できるようになる。実証実験では、仮想化された基地局の実用性を検証する。
また、O-RAN準拠の異なるベンダーの装置を組み合わせて基地局を構成した場合の接続性の検証も行う。
従来、基地局を構成する装置どうしを接続するための仕様はベンダーごとに異なり、複数のベンダーの装置を組み合わせて基地局を構成した場合、動作しないなどの問題が生じるため、一般的には同じベンダーの基地局装置どうしが接続されていた。
実証実験では、O-RAN Allianceで規定されるフロントインターフェース仕様に準拠した、さまざまなベンダーのDUと無線装置（RU：Radio Unit）間の相互接続の検証を行う。
