ドコモ、家族通話無料の「シンプルプラン」、シェアパック向けに月額980円で

　NTTドコモは、「カケホーダイ&パケあえる」のシェアパック専用の基本プランとして、月額980円で家族通話が無料となる「シンプルプラン」を5月24日より提供する。また、大容量のデータプランには、月間30GBをシェアする「ウルトラシェアパック30」（月額1万3500円）を追加する。

　ドコモでは、「カケホーダイ&パケあえる」に移行後、通話定額がない基本プランを選ぶことができなかった。「シンプルプラン」は、シェアパックの契約者限定とはなるものの、通話定額なしの基本プランとなる。通話料は30秒あたり20円。

「シンプルプラン」を利用した料金の一例

　「ウルトラシェアパック30」は、月間30GBをシェアグループに登録した回線で共有できる大容量プラン。これまで「ウルトラシェアパック」として月間50GB/100GBのプランが提供されていたが、容量と料金を抑えたプランとなる。料金は1万3500円と、「シェアパック15」に1000円追加することで、倍のデータ容量となる形。ドコモ光契約者は、2000円分の割引を受けられる。テザリングの利用には月額1000円の追加料金が必要となるが、2018年3月までは無料で利用できる。

シェアパック子回線にデータ利用上限を設定可能に

　2017年秋には、シェアパックの子回線にデータ利用の上限を設定できるようになる。代表回線から子回線それぞれに、1～10GBの範囲でデータ利用の上限を設定可能。子どもの回線に設定することで、子どもが使いすぎて家族全員が制限状態になるということがなくなる。

　子回線に設定したデータ通信量を超過した場合、通信速度が128kbpsに制限される。通常の速度に戻すための方法は検討段階としており、提供開始にあわせて案内される。

シェアパックの分割請求、一部の回線を対象外にできるように

　また、シェアパックの料金を分割して、シェアメンバーそれぞれの個別請求として請求する「分割請求オプション」で、対象外の回線を指定できるようになる。2017年秋に提供される予定。

　「分割請求オプション」で分割対象外の回線を指定すると、その回線を除いた全回線でシェアパックの料金を分割して請求する。対象外の回線では、シェアオプション（月額500円）の利用料のみが請求される。