本日の一品
最近飛ばしてるダイソーの“USBブロアー”を買ってみた
2021年8月23日 06:00
最近は、100均の枠を超えてより単価の高いアイテムを販売したり、DAISO Standard Productsなどの拡大に舵を取り出したダイソーだが、先日、そのダイソーの某店で“USBブロアー”なる商品を見つけて脊髄反射で買ってしまった。
一般的にブロアー(Blower)とは、Blow(吹く)からも分かるように、気体にエネルギーを与えて圧力を上げ、速度を増加させて吹き出す装置をいう。昨今では、小さいモノではカメラレンズの埃取りや、大きなものは枯葉の掃除や配管や浄化槽の清掃にも使用されている。
送風を行うエネルギー源としてエンジンや電気が使用される。今回のUSBブロワーは電気利用でそれもDC5V、0.75A(動作電流)~1.8A(起動電流)、電力3.75AのUSB電源で動作する一品だ。
主たる用途は、キーボードのたくさんあるキーの隙間にたまった埃を吹き飛ばすのが目的のようだ。今回購入したモデルは2色あるうちのホワイトだ。ほかにはミントのモデルも用意されている。
パッケージの中は、本体と黒いノズルが分離した状態で収納されているが、簡単なねじ込み式なのであっという間に組み上がる。パッケージ表にも裏側にも、“パソコンなどの出力電流の低い機器へ接続しないで下さい”としつこいくらい赤字で、しかも3カ国語で記述されている。
真面目な筆者は、ひとまず指示通りに壁面コンセントにUSB/ACアダプターを取り付け、USB/ACアダプターのUSB Type-Aポート経由でUSBブロアーを取り付けた。ケーブルを目いっぱいの1.5m伸ばしてキーボードの埃取りに使ってみた。しかし昭和の有線掃除機みたいで極めて使い辛い。
すこしモビリティを考えて、今度は、使っていない“cheero Power Plus 5 10000mAh”USBモバイルバッテリーの5V-2.4A・Type-AポートにUSBブロアーを接続して使ってみた。軽量なUSBモバイルバッテリーを使用すればバッテリーも一緒にどこにでも持って行けるのでこれはなかなか便利だ。
この状態で、しばらくモバイルパソコンのキーボードの隙間に入り込んだ塵や埃を吹き飛ばしてみた。パワーそのものは大したことはないが、ノズルの先が絞られているので出口付近ではそこそこの風量、風圧になっていて普通の埃は吹き飛ばしてくれる。撮影の被写体になるアイテムなどの埃もカメラ用ブロアーほどではないがなんとか吹き飛ばしてくれる。
しかし、本体にUSB Type-Aポートを備えているデスクトップパソコンやモバイルパソコンのキーボード周りの清掃にわざわざUSBモバイルバッテリーを利用したり、壁面コンセントから電源をとって清掃するのも変だしどこか矛盾している。
今回は個人のリスクで、レノボのThinkCentre M630e Tinyと富士通LIFEBOOKムサシの両方の内蔵USB Type-A経由で10回ほどUSBブロアーを使用して10分~15分、キーボードの清掃をしてみたが全く何の問題も生じなかった。
しかし、スペックの上では朱書きされた注意事項なので良い子はマネしないでほしい。
安価で今までありそうで無かった画期的なUSBブロアーだが、USBモバイルバッテリーの使用も不可、もちろんパソコンのUSBポートも使用不可で、壁面コンセントに接続したUSB/ACアダプターのみの使用となると使い勝手は相当狭くなってしまい存在価値も危ういだろう。
製品名 | 発売元 | 購入価格 |
---|---|---|
USBブロアー | ダイソー | 550円 |