iPhone駆け込み寺

「iPhone Duo」も気になるけど実は「Apple Watch」がスゴイ! 9月10日のアップル発表会の注目ポイント解説

 日本時間の9月10日午前2時、アップルはiPhoneなどの新モデルを発表した。毎年恒例の発表会ではあるが、今年は全く新しい製品や機能も発表されているので、注目すべきポイントをピックアップして解説する。

何がどう発表されたのか?

 今回の発表会では、iPhoneのProモデルである「iPhone 18 Pro」とその大型モデル「iPhone 18 Pro Max」、そして全く新しい折りたたみモデルの「iPhone Duo」が発表された。また、「AirPods 5」と「Apple Watch Series 12」、「Apple Watch Ultra 4」も発表されている。

 iPhoneというと、毎年秋に主力iPhoneが一通り発表・発売されていたが、今シーズンは標準モデルやAirモデル、Plusモデルは発表されていない。おそらくだが、来春に廉価な「e」モデルもあわせ、ラインアップを整理しつつ、別の機会で発表されるのではないだろうか。

 細かいポイントだが、発表会の順番や構成も従来から少し変わった。

 従来はApple Watchに命を救われた人たちのエピソードビデオが入り、その後、Apple Watchを発表する流れが多かった。しかし、今回は「iPhone 18 Pro」→「AirPods 5」→「Apple Watch Series 12/Ultra 4」→「iPhone Duo」という順番で製品発表された。

新CEOのジョン・ターナス氏

 こうした流れの変化は、9月より就任したジョン・ターナス新CEOの方針を反映し、ハードウェアやテクノロジーの完成度や設計思想を語る方向性にシフトしたため、とも推測される。

正当進化モデルのiPhone 18 Pro/18 Pro Max

 今回発表されたiPhone 18 ProとiPhone 18 Pro Maxは、いずれも前モデルを踏襲しつつ性能を強化した正統進化モデルだ。

 Proモデルの最低容量モデルの発売時価格は、iPhone 11 Pro以来、昨年のiPhone 17 Pro(256GBモデル)まで999ドルだったが、iPhone 18 Proでは1199ドルに引き上げられた。これは新しいプロセッサーなどの違いもあるが、全体的な物価高に加えAI特需によりメモリーとストレージの価格が高騰しているせいでもある。

 さらに昨今の円安ドル高の為替傾向も反映し、iPhone 18 Pro(256GBモデル)の日本での価格は21万9800円となり、iPhone 17 Pro(256GBモデル)の発売時価格である15万9800円から大きく値上げされた。ちなみに旧モデルも今回、値上げされていて、iPhone 17 Pro(256GBモデル)は19万4800円となっている。

 iPhone 18 Pro/18 Pro Maxのデザインは、前モデルを踏襲し、スペック上のサイズも同じ。重さはわずかに増えた。

 大きさは同じだが、純正アクセサリーではiPhone 18 Pro対応製品とiPhone 17 Pro対応製品が別のもとして案内されている。カメラ部などのサイズや形状が異なっている可能性がある。

 iPhone 18 Proで強化されたポイントは、主にカメラとプロセッサーの2点だ。逆に言うとこの2点以外はほぼ前モデル踏襲しているので、解説すべきポイントが少ないモデルでもある。

可変絞りに対応したメインカメラ

 カメラについては、メインカメラのみ強化された。

 センサーサイズや画素数、レンズは変わっていないが、新たに可変絞りが追加された。f/1.48、f/1.8、f/2.8、f/4.0の4段階で調整できる。従来のメインカメラはf/1.78の固定だったので、より明るくてボケるf/1.48、暗いがシャープに写るf/2.8とf/4.0が追加された格好だ。

 これに加え、絞り・シャッター速度・ホワイトバランスの調整、ヒストグラム表示などが使えるマニュアルコントロールも追加されている。このあたりはカメラへの知識が求められるかもしれないが、カメラに詳しいユーザーからすると、「ここが出発点」と言いたくなるくらいの重要な機能でもある。

 Proモデルなので従来同様、RAW撮影に対応するが、それに加え、撮影した写真がAI生成ではないことを証明する署名を加える「Appleリファレンス画像」という機能が加わっている。こちらはメインカメラのみの対応だが、プロが業務で使うこともあるProモデルならではの機能と言えるだろう。後述するiPhone Duoでは非対応なので、本当にProモデル限定の機能でもある。

ローカルAI処理がやたら強化された「A20 Pro」

 チップセット(SoC)については毎モデル強化されてきたが、「iPhone 18 Pro」で搭載される「A20 Pro」は、とくにGPUが前モデル比で約40%高速化と、進化の幅が大きい。

 GPUの各コアにはFP8対応のAIアクセラレーターが内蔵されており、ゲームのグラフィック強化という面以外にも、ローカルAIの動作を強く意識していると思われる。

 このほかにもNeural Engineは2機並列搭載の32コアとなり、従来の2倍の演算性能となった。また、CPUにもAIアクセラレータが内蔵され、メモリーのアクセス速度も従来比50%向上している。これにより、さまざまなローカルAIを効率的かつパワフルに動かせるようになっているのが今世代、A20 Proの特徴だ。

 しかし、実は前モデルのiPhone 17 ProもローカルAI処理能力は高い。アップル純正AIモデルの「Apple Foundation Model 3(AFM3)」のローカル版には通常モデルと大型モデルの2種類があるが、iPhone 17 Proでも大型モデルが動作する。iPhone 18 Proの方が高速に動作するはずだが、おそらく搭載メモリー量は同等で、ローカルで動かせるモデルのサイズは大差がないと考えてよいだろう。

 なお、プロセッサのA20 Proは、Aシリーズとしては初めて2nmプロセスを採用する。プロセッサーとメモリーを並べて配置しつつ、従来よりも強化された冷却機構(ベイパーチャンバー)を採用することで、ピークパフォーマンスを維持できる時間はiPhone 17 Proよりも最大40%長くなるという。このあたりはゲームにおいては非常に重要なポイントだが、長時間、高負荷がかかるローカルAIの処理においても有利なポイントとなっている。

AirPods 5は地味な進化だがより魅力的に

 AirPodsシリーズの最新モデル「AirPods 5」も今回、発表された。

 前モデルの「AirPods 4」では標準モデルとアクティブノイズキャンセリング(ANC)搭載モデルの2種類があったが、AirPods 5では標準モデルもANCに対応した。

 外部音を取り込んで処理できるので、ライブ翻訳や適応型オーディオといった機能が標準モデルでも使えるようになっている。ANCの精度もAirPods 4(ANC対応モデル)より最大1.5倍に強化されているという。

 AirPods 5は標準モデルに加え、「ワイヤレス充電ケース付き」というモデルもラインアップされる。基本的な機能は同じだが、付属するケースがワイヤレス充電に対応するだけでなく、単体での稼働時間がやや長くなり、スワイプによる音量コントロールも可能になっている。標準モデルが2万3800円、ワイヤレス充電ケース付きが2万7800円と価格差は大きくない。

 なお、AirPods Pro 3の方がANCの精度は上で、心拍センサーなどのProモデルが搭載する一部の機能もAirPods 5には搭載されない。

 最上位モデルはAirPods Pro、という位置づけに変更はなく、AirPods 5はより安価なモデルを求める人、カナル型のシリコンイヤピースが苦手な人向けという位置づけになる。

Apple Watchは健康管理機能が大幅強化

 Apple Watchとしては、標準シリーズの「Apple Watch Series 12」とエクストリームシリーズの「Apple Watch Ultra 4」の2製品が発表されている。

 Apple Watch Series 12は、サイズは46mmと42mmで変更はないが、ケース素材はアルミニウム、チタニウム、セラミックの3種類となった。セラミックケースはSeries 5以来の復活となる。また、ディスプレイ面にはアルミニウムモデルでもCeramic Shield 2が採用され、従来のIon-Xよりも頑丈になっている。

 Apple Watch Ultra 4は、とくにデザインなどに変更はない。Apple Watch Series 12とUltra 4は、ともにデザイン面よりも機能面での進化が大きい。

 まず心拍計などのヘルスセンシングシステムが刷新され、光学式センサーと電気センサーがより大きく、より高効率となった。これにより心拍数のモニタリング間隔が5秒、従来の60倍の頻度となっている。心拍変動(HRV)も5分毎にサンプリングすることとなり、これは従来の24倍の頻度となるという。こうした機能強化により、ユーザーの生理学的なコンディションの変化をより高精度かつ素早く検出することが可能になる。

 新しいヘルスセンシングシステムにより、「準備度」という機能が提供される。これはアクティビティの履歴、バイタル値、睡眠などを総合的に分析し、「その日、どれだけ動けるか」という肉体的なパフォーマンスを推測するという機能だ。これはアスリートが競技本番に向けてパフォーマンスを調整する、といった場面だけでなく、ビジネスマンがスケジュールに追われているときにパフォーマンスを発揮できるタイミングを判断する、といった使い方も想定されているという。

 このほかにも着用者の身体年齢などを評価する新機能が加わったヘルスアプリの新バージョンが今年後半、英語向けに提供予定とされている。なお、英語以外では順次展開となっており、日本語のWebサイトには現状、新しいヘルスケアアプリについては掲載されていない。

 従来の発表会の恒例だった、Apple Watchに命を救われたエピソードビデオは今回なかったが、もはやアップルは「Apple Watchなら命を救えて当たり前」と考え、「そもそも命の危機に陥らない健康で強靭な肉体づくりをサポートする」という方向にシフトしつつあるようにも感じられる。

Apple Watchの「Siri Recap」は目立たないけどデカい新機能

 新しいApple Watchに搭載予定の「Siri Recap」と「Live Rewind」という新機能も注目に値する。

 これらの機能は英語版が今年後半にベータ版として提供予定で、ほかの言語はその後に提供予定とされている。日本語への提供が未定なため、こちらもアップルの日本語Webサイトには掲載されていないが、ユニークな機能なのでピックアップして紹介したい。

 「Siri Recap」は周囲で会話があると自動で記録し、要約やキーポイントをあとで確認できるという機能だ。「Live Rewind」はDigital Crownをダブルクリックすると15秒前に遡って会話を文字起こしするという機能だ。

 Siri Recapは、常時マイクをオンにして会話の有無を検出し、会話が始まれば処理が開始される。Live Rewindも同様に会話を検知したら記録し、操作があったら文字起こしして表示する。その際に周囲にわかるようにポップ音が鳴る模様だ。

 音声データはApple Watch内のセキュア領域からiPhone内のセキュア領域に暗号化状態で転送され、iPhone上でテキスト化と凝縮(言い淀みの削除など)を行なう。Siri Recapの要約やキーポイント抽出は、アップルのサーバー「Private Cloud Compute(PCC)」で処理されるが、PCCは前後の文脈や会話履歴(コンテキスト)をいっさい保存せず、処理が終わるたびに毎回データを消去する仕組みで、ユーザー自身も最終出力された要約以外、音声データや全文テキストなどを参照することはできない。

 音声データや全文テキストは処理が終わるとサーバーからもiPhoneからも消去されるが、最終出力された要約についても、手動で保存しない限り、7日後には自動的に消去される。考え方としてはGoProではなくドライブレコーダーに近い。

 これらの機能では、たとえば喋ったのが誰かについては特定・記録されない。また、有害コンテンツや口座番号などの個人情報についてはフィルタリング・排除されて記録される。口座番号など個人情報を確実に記録する必要がある場合は、普通にメモを取らないとダメということだ。このあたり、利便性が多少落ちようともプライバシー保護を優先するというアップルらしい実装となっている。

 Siri Recapに関しては任意にオン・オフを切り替えられるほか、「仕事中のみオンにする」といった時間帯や位置情報に基づく自動切り替え設定もできる。オンにしっぱなしにすると、着用者の記憶能力を補完する常時ライフログのようになる。基本、オンにして過ごすようにすれば、中年にありがちな「さっき何を話したか忘れてしまう」というシチュエーションをサポートしてくれる機能になってくれそうだ。

 このほかにも、周囲でサイレンやアラーム、ドアベル、赤ちゃんの泣き声などがあると通知するという、聴覚障がい者向けの機能も搭載される。また、周囲で流れている音楽の曲名をShazamで調べて表示するウィジェットも提供される。

 こうした周囲の音声を聞き取って利用する機能群には「オーディオインテリジェンス」という呼称が与えられる。カメラや画像を扱う「ビジュアルインテリジェンス」に対し、音声を扱うという位置づけだ。どちらも周囲のものや事象をAIに認識させて活用する機能だが、こうして名称を与えることでユーザーにわかりやすくし、浸透させていくことを狙っているのだろう。

最高価格モデルだが最高性能モデルではないiPhone Duo

 以前から噂になっていた、折りたたみデザインの「iPhone Duo」も発表された。

 価格は256GBモデルが36万4800円からと、iPhone 18 Pro(256GBモデルが21万9800円から)に比べてもだいぶ高価だ。また、iPhone 18 Proが9月12日予約開始なのに対し、iPhone Duoは10月16日予約開始とやや遅い展開となる。

 iPhoneシリーズでは最高価格となるモデルだが、一部の性能はiPhone 18 Proの方が上。顕著なポイントはカメラだ。iPhone Duoはメイン広角カメラと超広角カメラの2つのみで、望遠カメラとLiDARは搭載しない。メイン広角カメラもiPhone 18 Proと違って可変絞りを搭載せず、マニュアル撮影モードやProRAW撮影、空間写真などにも対応しない。

 また、iPhone DuoはFace IDにも対応せず、右側面のサイドボタンのTouch IDで認証される。iPadなどと同じ形式だ。ちなみに右側面にはカメラコントロールもあり、音量ボタンは上端にあるが、アクションボタンはiPhone Duoには搭載されない。

iPhone DuoのディスプレイはiPadに近いアスペクト比

 ディスプレイは折りたたんでいるときのアウターディスプレイが5.4インチ(1398×2034ピクセル)、開いているときのインナーディスプレイが7.6インチ(1878×2670ピクセル)。アスペクト比は1:1.46と1:1.42となっていて、A4用紙などの印刷物に使われる白銀比(1:1.414)に近く、折りたたんでも縦横の比率があまり変わらなくなっている。

 たとえばiPhone 18 Proのアスペクト比は1:2.17と細長く、縦にコンテンツが並ぶスマホ向けコンテンツやウルトラワイド仕様のゲームや映像には適しているが、一方でパソコン向けのWebページや印刷物の閲覧、作業アプリには不向きな面があった。iPhone Duoがよりずんぐりしたアスペクト比を採用しているのは、そうしたスマホ向けコンテンツ以外の利用が想定されている。

 なお、アップルのデバイスでは、たとえばiPad miniが8.3インチ(2266×1488ピクセル、1.522:1)とiPad Airが11インチ(2360×1640ピクセル、1.44:1)。どちらも電子書籍や作業に向いているという特徴がある。iPhone DuoはiPadの方向性にならった、とも言える。

 iPhone Duoをたたんだときの大きさは117.8×84.1×11.3mmで、一般的なスマホに比べると縦が短く横幅が大きい。開いたときは117.8×164.6×5.2mmで、タブレットに近い大きさとなるが、最薄のiPhoneともなる。ただしこの寸法にはカメラ部の出っ張りは含まれていない。

 重さは254gと、iPhone 18 Pro Maxの249gとほぼ同程度となっている。一方で8.3インチのiPad miniが293gなので、そちらとの重量差も小さい。

 ちなみに価格面でいうとiPhone 18 Pro+iPad miniの“2枚買い”の方がiPhone Duo単体より安いくらい。単純にデカい画面を持ち歩きたいだけなら、iPhoneを買い替えるよりもiPad miniを買い足したほうが高コスパなケースは多いだろう。

 ただしiPad miniはそろそろ新製品が登場すると予想する声もある購入を検討するにしてもその新製品の登場を検討していいかもしれない。本当に新製品が近い将来に登場するのであれば、現在よりもさらに値上げされる可能性はあるが、現行のiPad miniは2024年10月に発売されたモデルであり、そnチップセットは「A17 Pro」とやや古い世代なので、なるべく新製品を待つべきだろう。

iPhone/iPad両方の要素を混在

 iPhone DuoのチップセットはiPhone 18 Proと同じA20 Proであり、処理性能は同等だ。しかし、iPhone 18 Proは強力な冷却機構を搭載しており、iPhone Duoの方がピーク性能を発揮できる時間は短いと予想される。

 Apple Pencil(USB-C)に対応するので、iPad的な使い方が可能だが、その一方でMagSafe対応やIP68等級の耐水・防塵性能など、スマホとしての使い勝手は維持されている。

 プラットフォームとしてはiOSを採用するが、2つのアプリを分割画面表示できるなど、iPadOS的な要素もある。また、従来のiOSではボタンなどのUIは上下に表示されるデザインが標準だが、iPhone DuoではボタンなどのUIが左右に表示されるなど、従来のiOSとは異なった基本デザインを採用している。

 こうしたUI面での新要素が多いことから、アプリ開発者向けにiPhone Duo向けのアプリデザインについて、公式サイトやYouTubeチャンネルで情報提供が開始されている。多くのアプリ開発者は、本日の情報公開からアプリのiPhone Duo対応を進めることになるので、アプリによってはiPhone Duo発売のタイミングでは表示に不具合があるケースに遭遇するかもしれない。

Siri AIの日本語対応は10月から

 「iOS 27」や「watchOS 27」などは9月15日に配信される。Apple Intelligenceを使った高度な受け答えをできるSiri AIは、その時点で英語のみがベータ版として提供される。日本語は10月には対応する予定とのことだ。おそらくだが、iPhone Duoの発売タイミングでOSのアップデートがかかり、そのときに英語以外の対応言語が追加されるのだろう。

 筆者は以前、パブリックベータのレビュー記事において、Siri AIは「iOS 27の初期リリースには搭載されない可能性が高い(キリッ)」と書いたが、実際にはベータ版ながら初期リリースに実装される。日本語対応も来春くらいになるのでは、と思っていたが、10月予定とのことで、筆者の予想がまるっきり外れている。恥ずかしい。

 Siri AIはApple Intelligence対応デバイス、iPhone 15 Pro以降で利用できる。現状では日本語に対応していないものの、Siri RecapやLive RewindといったApple Watch向けの機能は、iPhone 16以降が必要と案内されている。さらにiPhone 17 Pro以降では、より高度な音声処理機能が利用できる。

 iOS 27関連では、未発表だった「iPhone Handoff」という新機能が公開された。これは1つの回線契約を複数のiPhoneで共有するというもので、手に取ったiPhoneがモバイルネットワークに接続する。従来からiPhoneにかかってきた電話をiPadやほかのiPhoneで受ける転送機能はあったが、iPhone Handoffは回線契約を切り替えるため、手に取っているiPhoneでデータ通信ができる、という実装になるようだ。

 複数のiPhoneを使い分けるという利用スタイルは、従来はSIMカードの差し替えで対応できたが、iPhone 17世代からeSIM専用となり、複数iPhoneの使い分けが気軽にはできなくなった。iPhone Handoffはそうした利用スタイルをサポートする機能となっている。

 iPhone Handoffは対応キャリアでのみ利用可能となる。現時点での対応予定キャリアは、ローンチ時にアメリカのT-Mobileとドイツのドイツテレコムが対応し、その後アメリカのベライゾンとイギリスのEEが対応予定となっている。

 日本での対応予定はアナウンスされていないが、仕組みとしてはApple Watchのセルラー版にも近いものと見られるので、日本のキャリアでも対応を期待したいところだ。