本日の一品

部屋の隅への設置に最適、USB Type-C×2ポート搭載のIKEAの三角タップ

 海外資本の量販店が取り扱うプライベートブランドの家電製品は、技適など日本国内で使うための認証を取得していない品もかつては多く、それゆえ購入には慎重になっていたのだが、最近はそうした状況も(量販店によるが)かなり改善され、手に取りやすくなった。

製品本体。パッケージなしでタグが付いただけの状態で店頭で陳列されている

 日本メーカーが作るとどうしても似たり寄ったりになってしまうところ、海外メーカーは発想からして異なっている場合も多く、見ていて飽きさせない。

 今回紹介するIKEAの「スコータート」なる電源タップもそのひとつで、日本の家電製品にはあまりないブルー系のカラーリングと、巨大なボディが目を引く一品だ。

本体。3つのコンセント口とUSB Type-C×2ポートを搭載する

 最大の特徴は三角柱の形状で、なぜわざわざ好き好んでこのような形状を採用したのかは気になるところだ。

横から見たところ。断面は完全に三角形だ。ちなみに見た目よりはるかに軽量だ
ゴム脚が用意されているのは、ケーブルが左から出る状態で底面となる面のみ

 その秘密はホームページなどを見ると解ける。本製品のこの形状は、部屋の隅で壁に沿って配置することを前提としたもので、足元に設置していても邪魔にならず、また足を引っ掛けにくい利点もある。

 いい意味で存在感が薄く、部屋の隅で過度な自己主張なしで設置しておくにはぴったりだ。

 またサイズが大きな利点としては、口の間隔が広いことから大柄な電源アダプタも挿しやすく、さらにそれらの自重で本体が倒れにくいことも挙げられる。

 さらに内蔵のUSB Type-Cポートと距離を取って配置することで、ボディの温度上昇を防ぐ狙いもあるとみられる。

 そのUSB Type-Cポートについては、単ポートだと40W相当、2ポート併用だとそれぞれ20W相当の出力に対応する。

USB Type-Cポート。単ポート利用時は公称45Wということで、実測30W後半は出るようだ

 現実的には、ノートPC×1台をつなぐか、スマホ2台を同時に充電するかのどちらかになるだろうが、65Wを出せるほどのパワフルさはないとはいえ、見た目重視で実用性のない低スペックのポートを搭載するのではなく、きちんとUSB PDの実用レベルのポートを搭載しているのはプラス評価だ。

2ポート同時利用時は、試した限りではともに20W弱での充電が行えた。スマホ充電には便利な仕様だ

 以上のように、国内メーカーにはあまりないコンセプトと見た目を兼ね備えたこの製品、実売価格も3499円と及第点レベルなのだが、ケーブルが向かって右に伸びるように設置すると、本来は背面となるべき面が底に来てしまい、滑り止めのゴム脚がなかったりと、若干のツメの甘さも見られる。

 こうした点さえユーザー側で(ゴム脚を買って貼るなどして)フォローしてやれば、各部屋にひとつずつ設置するにふさわしい選択肢と言えそうだ。

型番は「E2308-JP」という日本オリジナルモデル。PSEもきちんと取得している
実際に設置したところ。壁面と床が交わるところにピタッと配置できてよく馴染む
左右逆向きに配置することもできるが、この状態では底面に来る側にゴム脚がないため滑りやすい
発売元製品名販売価格
IKEAスコータート3499円