DATAで見るケータイ業界

5G屋内基地局数は約2万局、5G基地局数全体の14%にとどまる

 MCAはモバイルキャリア各社における屋内展開の調査を実施し、その結果を調査資料「モバイルキャリア各社における屋内展開の現状と将来予測~総務省発表値をもとにモバイルキャリア各社における屋内展開を総合分析~」として取りまとめた。

 同資料をもとに、今回は5Gにおける屋内展開の現況を取り上げたい。

5G屋内基地局数は5G基地局数全体の14%

 総務省の「携帯電話及び全国BWAに係る電波の利用状況調査の調査結果の概要」をみると、モバイルキャリア各社における5G屋内基地局は2024年度に2万1311局となった。ただ、5G屋内外基地局は15万2603局あり、そのうち屋内基地局は14.0%に過ぎず、屋外基地局が大半を占めている。

 5G展開が一段落したことから、今後は大幅な拡大は見込めず、年間1000局未満の増加にとどまり、2028年度に2万4710局と推定した。なお、5G基地局は28G/4.5G/4.0G/3.7G/2.3GHz帯を対象としている。

5G屋内基地局数はNTTドコモが最多の約9600局

 総務省の同調査をみると、2024年度の屋内基地局数はNTTドコモが最も多い9587局、次いでKDDI(au)の6984局、楽天モバイルの3796局、ソフトバンクは最も少ない944局にとどまった。

 今後も5G屋内基地局数が大幅に拡大する見込みは薄く、2028年度もNTTドコモが最も多い1万1300局、ソフトバンクは最も少ない1180局と推定した。

5G屋内基地局数は3.7GHz帯が最多の約9000局

 周波数帯別にみると、2024年度の屋内基地局は3.7GHz帯が最も多い8882局、28GHz帯は6196局となった。NTTドコモ単独の4.5GHz帯は3924局、KDDI(au)単独の4.0GHz帯は2309局になっている。

 今後は2024年度並みの拡大が続く見込みで、2028年度には3.7GHz帯が1万1130局、28GHz帯は6580局になるものと推定した。

IT専門の調査・コンサルティング会社として、1993年に設立。 主に「個別プロジェクトの受託」「調査レポート」「コンサルティング」サービスを展開。 所属アナリストとの意見交換も無償で随時受け付けている。 https://www.mca.co.jp/company/analyst/analystinfo/