本日の一品
暗闇で探さない9gの常備灯「Photon MICROLIGHT II Pro」
2026年8月17日 00:00
筆者は今回の商品に限らず、小さなライトが大好きだ。大地震や停電などの非常時はもちろん、夜道で落とし物を探す、暗い鞄の底をのぞく、家具の隙間や暗闇で機器の端子やリモコンのボタンを確認するといった日常にも、明かりが欲しい場面は意外に多い。
スマートフォンにもライトはあるが、照らしながら電話をかけたり、両手で作業したりするには少々不便である。必要な瞬間に探さず取り出せ、持っていることさえ忘れるほど軽い。わずか9gのミニライトには、大型懐中電灯とは異なる明確な存在理由がある。
今回、筆者が手に入れたミニライトは「Photon MICROLIGHT II Pro」である。以下、Photon 2 Proと記す。
購入したのはハットクリップを同梱したモデルで、ジャストマイショップでの価格は2970円だった。パッケージには「PERSONAL SAFETY FLASHLIGHT」と記され、小さな補助灯というより、常時携帯する安全装備としての性格が強調されている。
Photon 2 Pro本体は、先端に高輝度白色LED、表面に押しボタンを備えた極めてシンプルな形だ。使用電池は入手しやすいCR2016を2個。明るさは18ルーメンで、公称では9~10m先を照らし、最長18時間点灯する。さらにIPX7相当の防水性能も備える。
操作は上部の押しボタンを押すたびに点灯と消灯を切り替えるだけという超シンプルな製品だ。多機能化に走らず、暗闇でも迷いようのないシンプルさは、日常の補助灯にも非常時の備えにも極めて向いている。
ハットクリップはPhoton 2 Proを両側から挟み、角度を変えられる構造だ。帽子のつばに装着すれば、視線の先を照らしながら両手で作業を続けられる。
夜間の鍵開けや配線確認、防災用品を探す際にも便利で、頭に装着するには大げさなヘッドライトと、片手を塞ぐ懐中電灯の間を埋める存在である。
クリップは帽子専用ではない。机の縁や薄い板を挟めば簡易スタンドとなり、照射角度も調整できる。機内や車内の読書灯や地図を照らす目的でも使えそうだ。
日常のSNS用写真でも、小物の片側に落ちた影を少し起こしたいことは多い。スマートフォンの撮影ライトほど正面から強く当てず、狙った場所へ斜めから光を足せるPhoton 2 Proは、思いのほか使いやすい撮影補助灯になる。
実際に日が完全に沈んだ午後10時頃、筆者宅のテラスで手持ちテストをしてみた。室内から漏れる光がある状況でも、細長いテラスの床や壁面を広く確認できる。遠くの一点だけを鋭く狙うというより、足元から前方までを実用的に見せてくれる配光だ。
さらにテラスに設置したセキュリティカメラへ向けると、白い本体だけでなく、背後の壁や配管までかなり明るく浮かび上がった。この小さな筐体から出ている光とは、にわかには信じ難い。常時携帯できる照明としては十分以上の実力である。
最近手に入れた充電式のミニ照明や、9V乾電池サイズのLEDライトとも比べてみた。絶対的な光量や照射面積では大きなモデルが有利だが、Photon 2 Pro最大の強みは、比較するまでもなく軽さにある。小型でも重ければ、やがて鞄の内側へ移され、必要な時に探すことになる。
本体の公称重量は約7gだが、筆者の個体はキーホルダー金具を含めて実測9gだった。この2gは誤差ではなく、鞄や鍵へ取り付けたまま使う実際の携帯重量である。それでも9gなら、毎日身につけても負担はほとんど感じない。
現在は、最近愛用しているシリカゲル型の軽量サコッシュの外側へ取り付けている。必要な時にファスナーを開けて探す必要がなく、引き寄せてボタンを押せば即座に点灯する。ミニライトは明るさだけでなく、暗闇で迷わず使える場所にあることが重要なのだ。
ミニライトの価値は、サイズによって守備範囲が違うことにある。20万ルーメンを超える大型懐中電灯、乾電池で動く家庭常備灯、片手に収まる9V乾電池サイズの充電式ライト、そしてPhoton 2 Proは、互いを置き換えるものではない。
筆者は9V乾電池サイズを普段使いの鞄の中へ、Photon 2 Proを鞄の外側や毎日持ち歩くキーホルダーへ配置している。災害の多い時代を生きる我々は、懐中電灯を一つだけ備えて安心するのではなく、サイズと役割を切り分け、使う場所に応じた「ベスト配置」を考える時期なのかもしれない。
| 製品名 | 発売元 | 実売価格 |
|---|---|---|
| Photon MICROLIGHT II Pro(ハットクリップ付) | Photon | 2,970円 |












