本日の一品

お手軽に血圧検査ができる!! 上腕部で測定できるポータブル血圧計

 血圧が高い。と健康診断で言われる割合が年々増えてきて、先日ついに警告レベルに到達、経過観察のため毎日薬を飲んで、血圧を測るように医者に命じられました。

 さっそく家電量販店で血圧計を探してみたものの、手軽な携帯型の血圧計は手首で測定するものが多いようでした。何機種か試してみたところ、手首測定型は測定値がやや高めに出てしまう難点がある様子。かといって、二の腕で測る据え置き型の血圧計は結構なお値段がします。

 思い悩んでいたところ、販売員さんにコレ良いですよと薦められたのが、今回ご紹介するA&Dの「上腕式ホースレス血圧計 UA-1100NFC」でした。

A&Dの「上腕式ホースレス血圧計 UA-1100NFC」。バンドと本体をまとめて円筒形に収納可能です。
測定するにはまず本体のバンドを広げます。
バンドに腕を通します。
あとは測定開始のボタンを押すと、自動的に上腕部を圧迫して血圧の測定が始まります。

 本製品は上腕、いわゆる二の腕に巻いて血圧を測定できる携帯型の血圧計です。使い方もシンプルで、腕にバンドを巻いて、本体のスイッチを入れるだけ。自動的に腕を圧迫して血圧の測定が完了します。測定値はバンドと一体型の本体の液晶画面に表示され、NFC接続でスマートフォンの専用アプリにも測定結果を転送できます。

測定が終わったら、スマートフォンの専用アプリを立ち上げて本体にタッチすれば、NFC経由でデータが転送されます。
転送された血圧の測定値。

 NFC接続に対応したスマートフォンが必要にはなるものの、アプリを起動して端末を本体にかざすだけで転送が完了するので実に簡単。Bluetooth接続式と違って接続に手間がない分、スマホの操作が不慣れなご年配の方にはこちらのほうが良いのかもと思いました。

測定値は履歴で見ることもできます。お医者さんにはこれを見せて診察してもらっています。

 ちなみに測定値については、店頭の手首測定型で試しに測ったよりは低いものの、最初は割と高めの値が出ており、これは携帯型血圧計の限界なのか……? と思ったものの、試しに病院にあった血圧計でも測ってみたら、同じくらいの値が出ていました。

 単に自分の血圧がめちゃくちゃ高かっただけのようです。毎日ちゃんと薬を飲んで測っていたらやや下がりつつあることも確認できて、一安心です。

分布表示。測定しはじめのころはめちゃくちゃ血圧が高かったことがわかります。
薬を飲み始めて1カ月ほど経過して、血圧の値が落ち着いてきました。

 他のメーカーの機種と比較してみると、測定者ごとに測定値を記録しておく機能がないことに気づきました。前回の測定値は表示されるのですが、血圧計そのものに測定結果を記録しておく機能がないのです。とはいえ、測定値はほぼ毎回スマホに転送するので、とくに不便でもないし必要ないかな……と個人的には思います。

 かつて低血圧を誇っていた(?)自分が、まさか毎日血圧を測らなければならなくなるとは夢にも思っていませんでしたが、読者諸兄にもいつこのような事態に見舞われるか分かりません。そんな日が訪れた際には、手軽かつ正確な血圧を測定するための機器である本製品を選択肢の一つに入れてみてはいかがでしょうか。

製品名発売元実売価格
上腕式ホースレス血圧計 UA-1100NFCエー・アンド・デイ7980円