急な大雨に備えてコンパクトに収納できるおしゃれなレインポンチョ

　音楽好きにとって7月末には一大イベントがやって来ます。とはいっても筆者はこれまでそのイベントは未経験。ああ今年も行けなかったな……と配信を眺めるのが常でした。が、今年は某海外アーティストが初来日、しかもヘッドライナーを務めるとの報を耳にして一大決心。妻を巻き込んでの初参加を決めました。

　数ある音楽フェスの中でも、特に過酷であるという噂も耳にする某イベント。準備は入念に行いました。経験者のYouTube動画やnoteの記事などを参考にすると必ず出るのが「絶対に雨は降るので雨具は必須」という注意点。加えて夏の暑さで蒸れるので、ただの雨合羽ではなく透湿性能の高いレインポンチョが良いと聞きました。

「キウ スタンダードレインポンチョ2ND」。野外フェスの定番製品です。

　古着やワークマンなどさまざまな製品を見比べつつ、筆者たちが購入したのは野外フェス向けとして非常に評判の高い定番ブランド「KiU（キウ）」のレインポンチョでした。結果としてこの製品を選んで本当に良かったと現地で思い知ったので、ご紹介させてください。

水分が染み込まないよう、ファスナーも止水加工になっています。

表側にあるポケット。ペットボトルくらいなら入ります。濡れたものを入れておくのに便利。

　よくご存じの方も多いと思いますが、KiUはいわゆる野外アクティビティ向けの製品をリリースしているブランドです。中でもレインポンチョは、野外フェスに行くならとりあえずこれを買っておけば間違いない！　と言われているほどの定番製品。デザインのラインナップも数多くリリースされていて目にも楽しく、雨に降られて下がりがちなテンションをおしゃれさでカバーしてくれます。

裾はボタンで留められるようになっています。開放状態にすれば大抵のものは包み込めます。

　筆者が購入したのは定番の中の定番「キウスタンダードレインポンチョ2ND」という製品。幅125.5×着丈105とフリーサイズの男女兼用で、上からすっぽり被る形で装着します。薄くて軽いため折りたたむのが容易で、畳んで専用の袋に仕舞えばカバンの中に無造作に放り込んで置ける程度にコンパクトになるのもグッドです。

　さて実際にイベント当日はどうだったかというと、筆者たちが参加した2日目の7月26日（土）は大変な快晴。現地苗場の天気予報でも雨の影は見えず、これは持ってきたのがムダになってしまたかな？　と家人と話していたのもつかの間、昼過ぎから唐突に大変な大雨に見舞われました。

案の定、大雨に見舞われてレインポンチョを着込む筆者。フードが深く顔も保護してくれるので雨からほぼ完璧に守ってくれます。

　すぐにレインポンチョを出して装着。大きめなのでカバンや座っていた椅子も覆う形で保護することができるのは実に便利だと思いました。さらに感動したのは透湿性能。湿気が籠もらず外に逃げるので、いわゆる雨ガッパなどと異なり中が蒸れずに快適に過ごすことができました。なるほどこれがアウトドア用のレインポンチョの性能なのかと感動することしきりです。

使い終わったら干して、折りたたんで袋にいれると、こんなコンパクトになります。

　ただ大雨はその後も長く降り続け、逃げる場所のない野外フェス会場で延々雨に打たれ続けた結果、耐水圧の性能を超えて少し雨が内部に染み出てしまいました。スタンダードモデルだと、記録的な豪雨にまで完璧に耐えるというわけにはいかなかったようです。

　ちなみにKiUには、スタンダードモデルよりさらに高い耐水圧性能を備えた上位製品もあるので、来年はそちらを購入した上で、改めてご紹介させていただければと思います。それでは、また来年！