Twitterあらため「X」で便利に検索する方法

　スマホを、もっと楽しく快適に使うには、アプリを活用しよう。本コーナーでは、続々登場する旬なアプリの中から編集部が厳選した、スマホユーザー必携の“てっぱん”アプリをご紹介します！

アプリ名：　X（Twitter）
開発者：　X Corp.
価格：　無料
対応OS：　iOS 15.0 以降、Android OS
カテゴリ：　ソーシャル

　対抗するサービスがいくつか登場してきてはいるものの、ユーザー数の多さや機能の豊富さなどもあり、今のところその地位は盤石、といった雰囲気の「Twitter」改め「X」。ただ、膨大な投稿のなかから自分の気になる話題を見つけるのはなかなか難しい。そんなときはコマンドを使った高度な検索方法を試してみよう。

世界中のユーザーの膨大な投稿のなかから自分の好きな話題を効率良く探したい！

「高度な検索」機能が使えないスマホアプリで高度に検索する

　「X」で「話題を検索」するときは、パソコンなどのWeb版では「高度な検索」機能で容易に詳細な検索条件を設定できる。たとえば投稿に含まれる文字や含まれない文字を指定して検索したり、返信やいいねの数が一定以上の投稿のみ検索したり、といったことが可能だ。

　ところが、スマートフォンアプリでは同様の機能がない。アプリでも「高度な検索」相当の機能を実現するには、検索ワードと一緒に「コマンド」を直接入力する必要がある。手間は少し増えるが、そうすれば自分の知りたい話題や情報を効率的に集められるだろう。ここでは多数あるコマンドのなかから、特に便利に使えそうなものをいくつか紹介したい。

Web版では、一度キーワード検索した後に表示される検索窓右側の「…」ボタンから「高度な検索」を選択可能

「高度な検索」では詳細な検索条件設定が容易に行なえる

特定のキーワードが「含まれない」投稿を検索する

　特定のキーワードを「含む」検索は、単に検索窓にそのワードを入力すればOK。反対にキーワードが「含まれない」検索をしたいときは、そのワードの前にマイナス記号「-」を追加する。

　こうすることで、話題になっているアプリを探すときに「ゲーム」や「game」が含まれる投稿を除外して、実用系アプリなどの情報を得やすくなる。他にも目的外の投稿がヒットしがちなら、それに共通する除外ワードを追加するといいだろう。なお、広告として表示されるものについてはこうした条件設定の影響は受けないことに注意してほしい。

　また、ハッシュタグが「含まれない」投稿を検索したいときは、「exclude:hashtags」というコマンドを使用する。ハッシュタグを含む投稿は宣伝色が強いものが多かったりするので、除外すれば得られる情報の質も変わってくるはずだ。

ゲームを除く「スマホアプリ」に関する話題の検索例

ハッシュタグのない「スマホアプリ」に関する話題の検索例

フォローしているユーザーの投稿のみを対象に検索する

　通常の検索は世界中のユーザーの投稿が対象になるが、自分のフォローしているユーザーに絞って検索したくなるときもあるのではないだろうか。その場合は「filter:follows」というコマンドを使用する。

　これでフォローしているユーザーのなかから「スマホアプリ」について話題にしている投稿のみを絞り込むことができる。もちろん先ほどの「ゲーム」を除外する条件を加えることも可能だ。

フォローしているユーザーの「スマホアプリ」に関する話題の検索例

フォローしているユーザーのゲームを除く「スマホアプリ」に関する話題の検索例

場所を（ある程度）限定して検索する

　旅行先で人気の観光スポットを見つけたいとき、またはおいしそうな食事処を見つけたいとき、地図アプリで探す方法もあるけれど、Twitter上で「場所」を指定して検索することもできる。探しているスポットの次に「near:地名」を追加しよう。さらに範囲を限定したいときは「within:半径距離」というコマンドも使える。

　ただし、この方法で対象になる投稿は範囲指定したとしてもかなり広範囲になってしまう場合が多い。もっとピンポイントで探したいときは、「スポット 地名」というように、単純に検索ワードを並べる方が良い結果になるときもある。

北海道エリアの直線道路に関する話題の検索例

神田付近のカレーに関する話題の検索例

これから話題になりそうな、プチバズな投稿を検索する

　派手にバズっている投稿は「話題の検索」で優先的に表示されることがあるため、誰の目にも留まりやすい。そうではなくて、まだそこまでバズってはいなくても、これから大きな話題になりそうな「プチバズ」くらいの投稿を発掘する方法はないだろうか。そんなときに使えるのが「min_retweets:最小値」「min_faves:最小値」「min_replies:最小値」の3つ、もしくはそのコマンドにマイナス記号「-」を付加したコマンドだ。

いいねが300以下の漫画に関する話題の検索例

引用が100以上300以下の漫画に関する話題の検索例

　これらのコマンドを上手に使えば、まだ埋もれている面白い投稿やユーザーを見つけやすくなる。あるいは、いち早く話題になりそうな投稿を発見し、それをシェアすることで、もしかしたらあなたが火付け役の1人になれるかもしれない。