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「Twitter社はX社に吸収合併され、もはや存在しない」――裁判関連の書類から明らかに

 米ツイッター(Twitter)が、イーロン・マスク氏が保有するとみられる“X社”に合併され、企業としては存在しなくなった可能性があることが明らかになった。

 裁判に際する企業情報の開示書類によって明らかになったもので、書類は米国の非営利団体「Free Law Project」が運営するWebサイト「CourtListener.com」で公開されている。また、米グラハム・ホールディングス(Graham Holdings)のメディア「Slate」も、この件に関して報じた。

 当該書類には、「Twitter社はX社に吸収合併され、もはや存在しない(Twitter, Inc. has been merged into X Corp. and no longer exists.)」と記載されている。また、X社は非公開の持株会社であり、親会社がX Holdingsであることもあわせて記されている。

 マスク氏によってTwitterが買収された2022年、ニューヨーク証券取引所(NYSE)で公開された文書によれば、同氏が保有するX Holdingsの100%子会社であるX Holdings IIは、10月27日にTwitterと合併。Twitterの株式は1株54.20ドルの現金と交換され、Twitterは同証券取引所から上場廃止となることが明らかになっていた。

 日本のTwitterでは、「Twitter消滅」「X JAPAN」などがトレンドに入っている。また、イーロン・マスク氏は11日夕方(日本時間)に「X」とだけツイートした。