てっぱんアプリ!
いきなりリリースされた新SNS「Threads」、その特徴とTwitterとの違いは?
2023年7月14日 00:00
スマホを、もっと楽しく快適に使うには、アプリを活用しよう。本コーナーでは、続々登場する旬なアプリの中から編集部が厳選した、スマホユーザー必携の“てっぱん”アプリをご紹介します!
Twitterの一時的なツイート閲覧制限が話題になっているタイミングで、2023年7月、突如リリースされた「Threads」。短文投稿用のSNSということでインターフェースにはTwitterとよく似た部分もあるが、機能としては異なるところも多い。それら主だった特徴や違いを中心に、どんなアプリなのか見ていこう。
画像は10枚、500文字まで投稿できる
「Threads」は、FacebookやInstagramを運営するMetaによる短文投稿用SNS。世界中のユーザーの投稿(ポスト)をタイムラインで閲覧でき、それに対して返信や“いいね!”を付けたり、再投稿(リポスト)したりできる。Twitter対抗と目されるサービスの1つで、各機能の呼び方は異なるが、UIにはTwitterに似ているところが少なくない。
利用にはInstagramアカウントが必要。Instagramユーザーなら誰でもそのユーザー情報を再利用する形でログインでき、InstagramでフォローしているユーザーのなかからThreadsでもフォローしたいユーザーを簡単に選ぶこともできる。
そのうち、すでにThreadsを使い始めているユーザーにはすぐにフォローされ、まだ利用していないユーザーについても、その人がThreadsを使い始めたタイミングでフォローする仕組みになっている。
ポストは1回あたり500文字まで。写真は一度に10枚まで添付でき、動画貼り付けにも対応する。タイムラインに表示されるポストは必ずしも時系列に沿ってはおらず、自分がフォローしていないユーザーのポストも積極的に表示される。
フォローしているユーザーのポストだけをタイムラインに表示する機能はまだないようだ。世界中のポストを広く知りたい人には便利だが、フォローしているユーザーのポストを中心に見たい人にとっては使いにくいかもしれない。
閉じた世界ではあるが、他サービスとの連携など進化に期待
検索機能はユーザーアカウントのみが対象となっている。ポストを対象に検索することはできず、ハッシュタグにも対応していないため、気になるワードをもとに他の人のポストをチェックしたり、トレンドを追ったりするのは難しい。
どのようなポストがタイムラインに優先的に表示されるのかなど、アルゴリズムはまだ明確になっていないところもあり、自分の趣味嗜好とはあまり関係のない雑多なポストをのんびり眺めていく、というのが1つの楽しみ方になるだろう。
予定より前倒しでリリースされたためか機能面で不足気味に感じられるところもあるが、開発担当者は、今後の機能改善や新機能の追加を進める意向を示している。
特徴的な動きとしては、オープン・ソーシャル・ネットワーキング・プロトコル「ActivityPub」に対応する計画で、フェディバースという仕組みによってMastodonなど他のサービスと連携することも予告されている。これからどんなコンセプトで進化し、ユーザーが既存SNSとどう使い分けていくことになるのか、といったところも楽しみにしたい。