てっぱんアプリ!

やるべき仕事のタスクをAIが自動生成してくれるiPhoneアプリ「FirstSeed Tasks」

 スマホを、もっと楽しく快適に使うには、アプリを活用しよう。本コーナーでは、続々登場する旬なアプリの中から編集部が厳選した、スマホユーザー必携の“てっぱん”アプリをご紹介します!

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アプリ名: FirstSeed Tasks
開発者: FirstSeed Inc
価格: 無料
対応OS: iOS 15.0 以降
カテゴリ: 仕事

 プロジェクトのスタートから完遂まで、こなすべき作業の1つ1つを確認していくためのタスク管理ツール。仕事の進捗を把握するのには不可欠と言っていいかもしれないけれど、そもそもそれに必要な作業をあらかじめ列挙するのが苦手、という人もいるかもしれない。そんなときはAIが自動でタスクを生成してくれる「FirstSeed Tasks」を試してみよう。

タスクを自動で生成してくれる「FirstSeed Tasks」

目指すところを入力してワンタップすればやるべきことがわかる

 「FirstSeed Tasks」は、やるべきことをテキストで登録して、その進捗を把握できるようにするタスク管理ツール。タイトルや期日を設定し、必要なタスクを1つ1つ登録して、完了したものにチェックマークを入れていく一般的なスタイルの使い方ができる。また、ガントチャート風にスケジュールとタスクを管理できる機能もある。

 いくつもの便利な機能があるなか、最近加わったのが、細かなタスクを自動生成する「AIアシスタント」機能。メインタスクの概要を一文だけ入力すれば、あとはボタンをタップするだけで、そのメインタスクに必要な複数のサブタスクを列挙してくれるというものだ。

 たとえば「自社サイトにAIチャット機能を追加し、リニューアルする」というような概要を入力し、AIによる「サブタスクを生成」を実行してしばらく待つと、「AIチャット機能の要件定義」「AIチャットツールの選定」「ウェブサイトへのインテグレーション」「ユーザーフィードバックの収集」などのサブタスクが生成される。これだけで自分たちのやるべき仕事が明確になるわけだ。必要に応じてサブタスク名や順番を調整すれば、より適切にタスク管理できるはず。

まずはプロジェクトを作成
続いてメインタスクと、その概要を入力
概要の下にあるボタンをタップして、さらに「サブタスクを生成...」を選ぶと……
細かなサブタスクが一気に生成された

 すでに一度同じようなプロジェクトを経験しているなら、このように必要な業務を手動でタスクに分解することも難しくないのかもしれない。ただ、異なる分野の仕事が降ってきたときや、全く新しい事業にチャレンジするときには、何をすればいいのかわからなかったりするもの。そのときはざっくりでもいいから最終的に実現したい内容を入力してみて、こなしていくべき作業をAIに生成してもらうと参考になりそうだ。

 なお、アプリ自体は無料で使えるが、AIを使ったサブタスクの生成機能は月額350円からのサブスクリプション登録をすることで利用可能になる。設定画面の「AIアシスタント」で「サブタスクを生成」を有効にしてからタスク管理を始めよう。

ノートPCのレビュー記事を書く、というようなメインタスクについても、AI機能を使えばそれに必要な作業をすぐに教えてくれる
新商品の開発からプロモーション活動に至るまでのタスクも自動生成
「AIアシスタント」機能は月額350円からのサブスクユーザー向けとなる
有償登録後、「サブタスクを生成」機能をオンにしよう