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「iPhone Air」のカメラ1つだけ問題を解消するため、懐かしのアイテムを使ってみた

 2026年7月にAmazon.co.jpで実施された「プライムデー」で、アップルの「iPhone Air」が割引販売され、話題となっていました。発売以降評判が振るわなかったiPhone Airとはいえ、アップル製品がモデルによって2割超も値引きされていたこともあって、注目を集めたようです。

 実は筆者もそのプライムデーで割引になったiPhone Airを購入した1人だったりします。その理由は円安やメモリ不足による価格高騰を見越して少しでもお得に機種変更を……というわけではなく、単に仕事でiPhoneが複数台必要になったため。

 最初は同じプライムデーで8万円台にまで下がっていた「iPhone 16e」を購入しようかと思ったのですが、あっという間に売り切れてしまったので、まだ在庫のあったiPhone Airを選んだというのが正直なところです。

Amazon.co.jpのプライムデーで購入した「iPhone Air」。仕事で使うため急遽購入することになったのだが、結果的にはお得な買い物になった

 とはいえ、購入直後に既存のiPhoneが全機種値上げされてしまったことから、結果的にはお得にiPhoneの新機種を購入できたのも確か。せっかくなのでiPhone 15 Proから環境を移し、しばらくiPhone AirをメインのiPhoneとして使うことにしました。

 改めてiPhone Airをしばらく使ってみて、その薄さにはやはり驚かされるものの、多くの指摘がなされているとおりバッテリーの減りが早いのと、背面のカメラが1つしかない点はやはり気になるところ。バッテリーに関しては、iPhone Airの登場以降薄型かつMagSafe対応のモバイルバッテリーが増えているので、それらを持ち歩けばある程度改善はできるのですが、問題解決が難しいのがカメラです。

性能が高いにもかかわらず、背面カメラが1つしかない点はiPhone Airの大きな弱点の1つ

 特に筆者の場合、仕事で超広角での撮影が求められることが時々あるだけに、この弱点はどうにかする必要がある。そこでいろいろと考えてみまして、結果思い出したのが外付けレンズの存在です。

 スマートフォンのカメラが単眼だった時代、超広角レンズや魚眼レンズなど、クリップ型の外付けレンズが多く存在し、幅広いシーンでの撮影を求める人に人気だったことを覚えている人もいるかと思います。

 ただ、その後はスマートフォンに搭載されるカメラの数が増え、さまざまな状況での撮影に対応できるようになったことで、そうしたレンズを見かけることも少なくなりました。

 ですが改めてECサイトなどを確認しますと、スマートフォン標準のカメラでは対応できないシーンで撮影をするために、現在も外付けのレンズがいくつか提供されているようです。そこでiPhone Airで超広角撮影ができない問題を解決するべく、外付けのレンズを使ってみることにしたのでした。

 今回使用したのは、カメラ用品などで知られるケンコー・トキナーが提供する「EXAPRO クリップレンズ ワイド」というもの。「iPhone 16」のレンズ装着時で倍率0.66倍、画角120度と、スマートフォンで一般的な超広角カメラに近いというのが選んだ理由です。

iPhone Airで超広角撮影をするために購入した「EXAPRO クリップレンズ ワイド」。実際に手にするとサイズは結構大きめ

 カメラ用品を扱うメーカーの製品ということもあって、クリップ式とはいえネジタイプのロックにより安定して本体に固定できるほか、レンズが可動式で機種に応じて位置を調整できるなど、外付けレンズとしてはかなりしっかりした作りです。

実際に装着してみたところ。レンズは可動式で、スマートフォンに合わせて位置を調節できる

 また実際に写真を撮影してみても、明るいとは言えない室内でもそこそこの画質で撮影してくれますし、歪みや四隅に生じるケラレなどもあまり生じなかったので満足感は高いです。

スクリーンが横長だった「Genspark」の発表イベントでiPhone Airのカメラを用い、撮影した写真。スクリーンがギリギリ収まりきらないのが分かる
同じ場所でEXAPRO クリップレンズ ワイドを装着して撮影した写真。明るい場所とはいえないだけに鮮明さは落ちるが、スクリーンが収まる超広角撮影を実現できる

 ただ構造がしっかりしている分、付け外しには手間がかかるので「今すぐ使いたい」というシーンに応えづらいのが難点。ある程度撮影するシーンを限定する必要があり、スマートフォンの超広角カメラと同じ感覚で利用するのはさすがに難しいというのが正直なところです。

装着時はネジ留めして本体にしっかり固定する必要があるため、落下などのトラブルは防げるものの着脱には時間がかかる

 とはいえ、スマートフォンはまだまだ価格高騰が続くと考えられますし、その影響でコストを抑えるため、背面のカメラが1つだけという機種も増えることが予想されます。それだけに、一度は存在感が失われた外付けレンズのような周辺機器が、今後再び脚光を浴びる可能性は大いにあり得るかもしれません。