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ワイモバイル移行特典の「スーパーだれとでも定額」はもういらない?

【iPhone 17e】

 ここ1~2年、各社は料金プランを改定し、さまざまなコスト増から実質的な値上げとなる新しい料金プランを発表する一方、既存プランも自動的に値上げされる状況にある。多くのユーザーにとって、料金プランを見直すタイミングと言えそうだ。

 筆者が契約する各社の回線のうち、意外に長く契約しているのがワイモバイルの回線(電話番号)だ。元々、DDIポケットのPHS回線として契約したもので、その後、ウィルコムを経て、現在はワイモバイルの契約となっている。MNPをしたわけではないけど、契約する通信事業者が途中で変わっているため、契約年数がどれくらいなのかはわからないが、おそらく30年弱は継続して契約しているはずだ。

かつてのPHSから継承したワイモバイルの回線は「iPhone 17e」で利用中

 そんな長く利用してきたワイモバイルの回線だが、最近はもっぱら回線や端末のテスト用として利用しつつ、たまに音声通話が必要なときに使っている。と言っても名刺などに刷る仕事用の電話番号というわけではなく、それ以外のプライベートな用途やテストなど、音声通話を使わなければならないときに利用している。

PHS時代から引き継いだ「国内通話ずーっと割引」

 この回線で音声通話を気にせず利用しているのは、2023年3月末にPHSが終了する少し前から、移行ユーザー向けに提供された「ケータイ・スマホに契約変更で、国内通話ずーっと割引キャンペーン」(以下、移行キャンペーン)の適用を受け、「スーパーだれとでも定額(S)」を割安に利用できているからだ。

 「スーパーだれとでも定額(S)」はワイモバイルやソフトバンク、他社の携帯電話、固定電話(IP電話を含む)宛ての国内通話が誰とでも何時間でも何回でも無料で利用できるというオプションサービス。元々、2010年に当時のウィルコムがPHS向けに「だれとでも定額」の提供を開始し、ウィルコムを買収したワイモバイルが2014年から「スーパーだれとでも定額」として提供している。

 移行キャンペーンは2023年3月末のPHS停波を控え、PHS契約者の携帯電話サービス移行を促進するため、実施されていたもの。PHS契約者がワイモバイルの携帯電話へ契約変更をすると、月額1700円の「スーパーだれとでも定額(S)」を次回の機種変更まで毎月1000円割り引くという内容だった。「次回の機種変更まで~」という条件は、ワイモバイルで機種変更した場合のことで、ユーザーが自分でスマートフォンを調達すれば、特典は維持される。筆者の回線はすでに5年ほど、この特典が適用されている。

PHSからケータイへの移行を促した施策「ケータイ・スマホに契約変更で、国内通話ずーっと割引キャンペーン」のため、「スーパーだれとでも定額(S)」は月々1000円の割引で利用中

 できれば、今後もこの特典を享受したいところだが、ワイモバイルの新料金プランに変更すると、特典の対象外になってしまい、割引が受けられなくなってしまう。特典の「スーパーだれとでも定額(S)」は、料金プランが「スマホプラン S/M/L」(2014年8月開始)や「シンプル S/M/L」(2021年2月開始)の場合。2023年10月開始の「シンプル2 S/M/L」、2025年9月開始の「シンプル3 S/M/L」で申し込める通話かけ放題オプションは、「スーパーだれとでも定額+」なので、料金プランを変更すると、移行キャンペーンの特典の権利は失われてしまうわけだ。

 移行キャンペーンの特典を受けたユーザーがどれくらい居るのかはわからないけど、せっかく移行ユーザーに提供した特典なのに、わずか数年で料金プラン側で制限して、利用できなくしてしまう(切り捨ててしまう)のは、ちょっと厳しすぎやしませんかね。 > ワイモバイルさん

「シンプル3」登場で新プランへの移行を検討してみたが……

 今回、筆者がワイモバイルで新料金プランへの変更を検討したのは、「シンプル3 S/M/L」で「PayPayカード割」に「PayPayカードゴールド」の特典が追加されたからだ。

 「PayPayカード割」は月々の料金をPayPayカードで支払えば、料金から割り引くというもので、PayPayカードゴールドを利用していれば、月々550円が割り引かれる。年間100万円以上を決済したユーザーが対象となる「PayPayカード割増額特典(ゴールド)」(月々220円の追加割引)は届かなさそうだけど、ソフトバンクの回線も含め、すでに月々の料金をPayPayカードゴールドで支払っているので、これを利用しない手はないと考えたわけだ。

ワイモバイルのWebページでは新しい料金プランの「料金シミュレーション」も利用できる

 いろいろと悩んだ結果、新料金プランの「シンプル3 S/M/L」への変更で、移行キャンペーンの特典は失われてしまうけど、今回は新料金プランに移行し、特典の継続は諦めることにした。国内通話し放題のプランは他社でも提供されているので、そっちで選ぶことを検討してもいいわけだし。

新しい料金プランの「シンプル3 S」(画面左)を選ぶと、通話オプションは「スーパーだれとでも定額+」(画面右)を選ぶことになる。移行サービス特典の「スーパーだれとでも定額(S)」は対象外なので、表示されない

救世主? 「60歳以上 通話ずーっと割引キャンペーン」の存在

 と思ったら、ワイモバイルは「60歳以上 通話ずーっと割引キャンペーン」を実施していて、「スーパーだれとでも定額+/スーパーだれとでも定額+(L)/スーパーだれとでも定額(S)」の月額料が『永年』割り引かれるという。『永年』という表記はまったくアテにならないけど(笑)、国内通話し放題を重視するなら、こっちで利用する手もある。うーん、どうしようかなぁ。

60歳以上のユーザーは「60歳以上 通話ずーっと割引キャンペーン」で、「スーパーだれとでも定額(S)」「スーパーだれとでも定額+」「スーパーだれとでも定額+(L)」の月額料の1100円(永年)割引が利用できる。ちなみに、画面では「スーパーだれとでも定額(S)の月額料金が毎月1100円割引になります」と表記されているけど、割り引かれるのは前述の3つの「スーパーだれとでも定額」なので、画面内の表記としては間違いでは? 画面のメニューを作成しているワイモバイル(ソフトバンク)の人たちも混乱しているんでしょうか。

 それにしてもワイモバイルの料金プランとオプションサービスって、似たようなネーミングが多くて、全然、『シンプル』じゃないですよねぇ。