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サムスン・シャオミ・OPPOのスマホはどう違う? 三者三様のこだわりが光る、Androidユーザーインターフェイスの「使い勝手」

 各社のAndroid端末には、独自にカスタマイズされたUI(ユーザーインターフェイス)が多く搭載されています。なかでもサムスン・Galaxyの「One UI」、シャオミの「Xiaomi HyperOS」、OPPOの「ColorOS」は、いわゆる“素のAndroid”から大きく踏み込んだカスタマイズが施されています。

 筆者は最近「OPPO Find X9」をメインで利用しており、ColorOSに触れる機会が増えました。各社を改めて使い比べてみると、「こちらのほうが気が利いている」と感じる場面が少なくありません。今回は「One UI 8(Galaxy S25)」「Xiaomi HyperOS 3(Xiaomi 15/Leica Leitzphone powered by Xiaomi)」「ColorOS 16(OPPO Find X9)」を中心に、それぞれの気に入っているポイントを紹介していきます。

システムナビゲーション

 筆者はナビゲーションバーを非表示にして使いたい派です。最初に使ったスマホがiPhoneだったこともあり、ボタンではなくジェスチャー派なのですが、一部アプリでバーの領域が区切られて表示される点が気になってしまいます。

アプリによってはこのように区切られてしまうのが気になる
ナビゲーションバーを非表示にするとこのエリアも消える

 ただし最近は、この「バーを消す」設定が難しくなりつつあります。Galaxyは以前(Galaxy S20 5GのOne UI 5.1で確認)は非表示にできましたが、One UI 8では対応していません。シャオミもXiaomi 15では設定で消せる一方、Leica Leitzphoneでは消せないなど、同じOSバージョンでも挙動が分かれています。

Xiaomi 15
Leica Leitzphone

 この点、OPPOのColorOSは優れていると感じます。ナビゲーションバーを完全に非表示にしつつ、「かこって検索」や画面翻訳もそのまま利用できます。没入感とAI機能の利便性を両立する設計は、他社にも広がってほしいところです。

ColorOSは、非表示にしたうえでグーグルの画面翻訳を使える

オーディオの同時再生

 YouTubeをバックグラウンド再生しながら、Xで別の動画も見る――そうした使い方に応えるのが、シャオミの「複数のオーディオソース」機能です。オンにするだけで複数アプリを同時再生でき、ながら視聴には便利です。Galaxyも拡張機能「Sound Assistant」を導入すれば、同様の環境を構築できます。

シャオミは設定から
GalaxyはSound Assistantから

 一方、OPPOやGalaxyでは、通知パネルのメディアプレイヤーから再生中のアプリを個別に操作できます。Pixelでもできますが、複数の音源を扱う場面でも直感的に切り替えられるため、実用性の高い仕様です。

OPPOは同時再生できないものの、ロック画面やクイック設定から切り替えられる
Galaxyも同様にスワイプで切り替えられる

 シャオミもMIUI時代には同様の操作が可能でしたが、HyperOSではこの機能が見られなくなりました。複数のオーディオソースに対応する強みがあるだけに、「なぜここが引き継がれなかったのか」と感じる部分でもあります。

シャオミもMIUIでは通知やロック画面から切り替えられたが、HyperOSになってできなくなった

日本語検索

 ホーム画面のアプリ検索は、日本語対応の差が出やすい機能です。使いやすさでは、個人的にシャオミのHyperOSが一歩リードしている印象です。

シャオミ
Galaxy
OPPO

 カタカナのアプリを探す場合、シャオミはひらがな1文字でも候補に表示されます。対してGalaxyは、ひらがなは2文字、またはカタカナ1文字まで入力が必要なケースがあり、OPPOはカタカナ入力が前提となるなど、挙動はやや限定的です。

Galaxyはアプリ以外も候補に出す
OPPOはカタカナならカタカナを入力しないと表示されない

 日常的に使う機能だからこそ、この「1文字」の差は大きく感じられます。シャオミの柔軟さは特に印象的です。

OPPOは「グローバル検索」をオンにすると、「あま」と入力するだけでAmazon系のアプリが表示されたりする。これも結構便利

 このように、各社がそれぞれカスタマイズしたUIには一長一短があります。それぞれの“ここが良い”ポイントが一つにまとまれば理想的ですが、現状はそうなっていないのが実情です。だからこそ、各社が互いをリスペクトし合い、より完成度の高いUIが出てくることに、今後も期待したいところです。