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USBケーブルを忘れても充電できる? 便利なフィーチャーフォンをドバイで見た

 スマートフォンのお供として必需品のモバイルバッテリーですが、外出先で使おうと思ったらケーブルを忘れてしまって使えなかった、なんて経験がある人も多いでしょう。筆者もたまにそんなことがあるので最近愛用しているのはシャオミの「Xiaomi 165W Power Bank 10000」。USB Type-Cケーブルがストラップのように内蔵されているので、カバンからも取り出しやすいですし、ケーブルを忘れてしまっても慌てる必要がありません。

USBケーブルがストラップのように収納できるシャオミのモバイルバッテリー

 ちなみに筆者が使っているこの製品は日本販売モデルではなく中国モデル。中国では国内線に乗る際に持ち込めるバッテリーは中国独自の3C認証を受けたものである必要があります。香港在住の筆者は中国国内線に乗ることも多く、もはや3C認証のないモバイルバッテリーは常用していません。先日ドバイに行く際も深セン→杭州→ドバイというルートでしたが、最初の区間は国内線。セキュリティーチェック時は係員がしっかりと乗客のモバイルバッテリーの「CCC」マークをチェックしていました。

CCCマークの入った中国モデル

 「中国ではCCCマークのステッカーが売っている」なんて笑い話もされますが、実際はそんなものすぐにバレるので全くの無意味です。筆者も深センの電脳街でステッカーが売られていることを見たことがありますが、これを買ってどうするんだろうと思います。無責任なメーカーが本来認証の取れていないバッテリーに貼り付けて売って、知らずに買ったお客さんが空港で泣きを見る、というのが現実でしょうね。なお中国の空港では宅配業者がモバイルバッテリーの返送カウンターを出しているところもあります。

深セン空港のモバイルバッテリーの配送専用宅配業者カウンター

 さてドバイに行ったのは中東最大のIT関連展示会「GITEX」の取材でした。コンシューマー向け製品は少ないものの、スマートフォンもちらほら。実はほかではあまり見られないHTCの新興国向けWildfireシリーズなども見ることができて思わぬ発見もありました。

中南米などで販売中のHTC「Wildfire E7 Plus」

 その一方でフィーチャーフォンで面白い製品を見かけました。AGMの「M11」。4G対応のタフボディーなフィーチャーフォンです。Wi-Fiホットスポットになる以外に大きな機能はありませんが、本体から出ているストラップが平べったい形状です。

AGMのフィーチャーフォン「M11」

 もしやと思って見てみると、充電ケーブルでした。モバイルバッテリーのようにフィーチャーフォンにケーブルをつけちゃっているわけです。カバンの中にモバイルバッテリーがあるけどケーブルを忘れた、なんてときにまさしく便利。

ケーブル内蔵フィーチャーフォンだった

 またノートパソコンなどからも別途ケーブルなしで充電できます。ありそうで無かったこのアイディア、今後ほかのメーカーのフィーチャーフォンも採用したら便利そうです。

このアイディアは見たことがなかった