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「povo2.0」でギガ活のプロモコードが使えない?

【Surface Duo 2】

「Surface Duo 2」はeSIMで「povo2.0」を契約中だが、出番が減ってきて、ギガ活で得たプロモコードが余ることも……

 昨年購入したマイクロソフトの「Surface Duo 2」。以前、本コーナーでも書いたけど、「povo2.0」のeSIMを登録して、使っている。当初は結構、二画面が楽しく、持ち歩いて使っていたんだけど、昨年9月にサムスンの「Galaxy Z Fold4」を「スマホトクするプログラム」で購入し、メイン端末のひとつとして使いはじめたこともあり、「Surface Duo 2」の出番もかなり少なくなってしまった。

 普通のユーザーなら、同じような方向性の端末を2台も買うことはないんだろうけど、こういう仕事をしていると、どうしても端末の“キャラ被り”は起きてしまうもの。ただ、「Surface Duo 2」はWindows 11に搭載されている「スマートフォン連携」がもっとも確実に動作する端末ということもあり、Windows 11の書籍を書いている身としては、まだしばらく使い続けるつもり。

 「Surface Duo 2」の出番が少なくなったこともあり、ここのところ、ギガ活で得たデータトッピングのプロモコードも余り気味。その余ったプロモコードを有効活用するため、「Surface Pro 9 5G」にも「povo2.0」のeSIMを導入したという話は、先日、本誌の連載記事でも書いた通り。ただ、その記事を書くために、「Surface Duo 2」を触っていて、ギガ活で得たプロモコードが使えないというトラブルが起きた。

 ギガ活で得たデータトッピングのプロモコードは、利用できるデータ通信量と有効期限が決まっていて、登録したメールアドレスに送られてくる。大量のメールに埋もれてしまわないように、Gmailではプロモコードが書かれたメールにスターマークを付け、「povo2.0」アプリでプロモコードを入力したら、スターマークを外すというようにして、管理していた。

 ところが、2月28日当日に期限が切れてしまうプロモコードがあったため、「povo2.0」アプリに入力したところ、エラーが表示されてしまった。プロモコードはSurface Duo 2のGmailアプリからコピー&ペーストしているので、文字列を間違えることはないのに……。

 試しに、もうひとつの期限を迎えたプロモコードを入力したところ、これもエラー。さて、どうしたものか。

ある日、ギガ活のプロモコードを入力したところ、「エラー」と表示されてしまった。「(6007)」というエラーコードは、「使用済み」か、「入力の間違い」を表しているそうだが、「使用済み」であれば、「使用済み」と表示してほしいところ

 「povo2.0」はオンライン専用サービスであるため、こうしたトラブルが起きたときは「povo2.0」のWebページで問い合わせることになる。Webページを表示し(パソコンでも可)、「サポート/サービス」→「チャットでお問い合わせ」の順に選ぶと、「povoサポート」のポップアップが表示される。

 ここに名前やメールアドレス、質問内容、電話番号(オプション)、メッセージを入力するんだけど、質問内容のところは階層構造のメニューになっていて、「09.【利用中】トラブル」を選んでも次の階層の表示がすべてグレーアウトしていて、選ぶことができない。そのため、チャットを開始することができなかった。

「povoサポート」では質問内容を階層で選んでいく仕様。最初の階層は「09.【利用中】トラブル」を選ぶ
続いて、2つめの階層を選ぼうとすると、すべてグレーアウトしていて、選べない。21時~翌9時までは一部のメニューしか受け付けていないため、これらの項目が選択できない。最初はなぜ選択できないのかがわからなかった。ちょっと不親切では?

 実は、「povo2.0」でサポートを受けるためのチャットは、21時~翌日9時までの夜間帯、「10.【利用中】利用停止・利用停止の解除」のみを受け付けていて、そのほかの項目は選べないため、プロモコードのエラーなどのトラブルについては、問い合わせができない。筆者がサポートのチャットをはじめようとしたのは、すでに21時を過ぎていたため、問い合わせができなかったわけだ。

 結局、翌朝になってから、チャットから問い合わせをしたが、仕事のスケジュールが入っていたため、時間切れとなり、途中でチャットは中断。その後、povoサポートからメールが送られてきて、「利用できなかったコードとコード入手日を教えてほしい」という指示があったが、このメールに返信するのか、再びチャットをするのかが明記されておらず、対応方法が不明で、その日は終了。

 翌日、もう一度チャットから問い合わせて、使えなかったプロモコードと入手日などの情報を伝え、状況を調べてもらうことになった。

 しばらくして、povoサポートからメールが届いた。筆者が入力してエラーが表示された2つのプロモコードのうち、ひとつはすでに入力済みで、もうひとつはシステム側で正しく認識されなかったため、エラーになってしまったそうだ。

 ひとつめの入力済みだったプロモコードは、おそらく筆者が入力した後、Gmailのスターマークを外すのを忘れていたことが原因だろう。ただ、プロモコードが入力済みだったのであれば、「povo2.0」アプリ上では「使用済み」などの表示をしてほしかったところ。

 2つめのプロモコードについては入力をトライした2月28日までが有効期限で、サポートでトラブルが把握された2日後は期限が切れていたが、これは有効期限を延長してもらう形で対応していただいた。ありがとうございます。

 ということで、「povo2.0」を使いはじめて、初のトラブルだったが、オンライン専用サービスであるがゆえの難しさもあったものの、無事に解決することができた。ユニークなトッピングなどの充実も期待したいが、メールやチャットの対応を含め、これからも改善を続けていただき、より使いやすく、ワクワクするサービスへ進化してくれることを期待します。