みんなのケータイ

Surface Duo 2にpovo2.0のeSIMを登録し、ギガ活も開始

【Surface Duo 2】

Surface Duo 2が欲しいけど、お値段が……

 今年1月に国内向けに販売が開始されたマイクロソフトの「Surface Duo 2」。本誌連載のレビュー記事、Impress Watch Videoの「法林岳之のケータイしようぜ!!」で取り上げたけど、デュアルスクリーンの折りたたみスマートフォンだ。プラットフォームはAndroid 11を搭載し、Gmailやマップなど、AndroidスマートフォンでおなじみのGoogleのアプリが使える一方、OfficeやOutlook、OneNoteなど、Windowsでおなじみのマイクロソフトのアプリも利用できる。

 レビュー記事の執筆や番組の制作に使ったデモ機は、終了後に返却したんだけど、使い勝手も良く、個人的に気に入ったので、自前で買うかどうかを随分と悩んだ。最大の障壁は何と言っても価格。ストレージ容量によって違い、8GB RAM/128GB ROMのモデルが18万4580円、8GB RAM/256GB ROMのモデルが19万6680円、8GB RAM/512GB ROMのモデルが22万880円(マイクロソフト公式ストアのみで販売)。

 レビュー記事でも書いたけど、折りたたみデザインのスマートフォンがコスト高であることは理解できるとは言え、パソコン並み(パソコン以上?)の価格なので、簡単に手は出せないというのが本音。マイクロソフト公式ストア以外ではヨドバシカメラやビックカメラなど、家電量販店が販売していて、価格は同じながら、10%ポイント還元なので、ちょっと負担が抑えることができる。とは言え、15万円オーバーは確実。

 「どうしようかなぁ。お金ないしなぁ」と悩みながら、ヨドバシカメラの商品ページをチェックしていると、発売から数週間で在庫状況に変化が……。128GBモデルは「在庫あり」となっているのに対し、256GBモデルは「在庫残少」と表示されるようになってきた。昨今の半導体不足などを鑑みると、「買えなくなるかも?」と考え、思い切って買うことにした。

 ただ、ヨドバシカメラのWebページで「在庫のある店舗」を確認すると、ちょうど新宿や秋葉原には在庫がなく、大阪・梅田の「ヨドバシカメラ マルチメディア梅田」にあることがわかった。ちょうど週末に神戸に滞在していたので、帰り道に立ち寄り、無事に256GBを購入。カラーはホワイト系のグレイシア、バンパーはダークオレンジをチョイスした。あー、買ってしまった(笑)。

悩みに悩んだ結果、Surface Duo 2を購入。バンパーを装着して、保護フィルムを表裏に貼り、Microsoft Completeも契約したので、安心して使える(?)
ボディカラーはグレイシアを選択。バンパーはオレンジ。思いのほか、かわいいアイテムになってしまった(笑)

万が一に備え、「Microsoft Complete」を申し込み

 すでにレビュー記事などで試していたので、GoogleアカウントやMicrosoftアカウントなどを設定し、すぐに使えるようになったんだけど、悩んだのが補償サービス。アップル製品の「AppleCare+」と同じように、マイクロソフトも「Microsoft Complete for Surface Duo」という延長保証を提供している。偶発的損傷の保証を2年間延長で2万3980円と、こちらもなかなかいいお値段。ただ、SNSなどで折りたたみスマートフォンの悲惨な光景を何度か目にしていたので、入ることにした。ああ、出費がかさむ……。

 Microsoft Completeはマイクソフト公式ストアで購入すると、同時に契約できるが、家電量販店で購入したときは店頭で手続きができず、購入から45日以内に、マイクロソフトのサポートから申し込む必要がある。ところが、このサポートがなかなかつながらない(笑)。何度か時間帯を変えながら、コンタクトを試みたところ、ようやく平日の昼間の時間帯につながり、無事に「Microsoft Complete for Surface Duo」を申し込むことができた。

回線はpovo2.0のeSIMを登録

 次に、回線をどうするか。Surface Duo 2は5G対応なので、5G対応の回線を用意したいところ。IIJmioやmineoなど、MVNO各社でも5Gサービスが提供されているので、手持ちのSIMカードを使うことも考えたけど、そう言えば、iPhone 13で使っているpovo2.0の契約があることを思い出し、これを移行することにした。iPhone 13はソフトバンクのnanoSIMカードを挿していて、eSIMにpovo2.0を登録してある状態なので、povo2.0でeSIM再発行の手続きをすることになった。ただ、povo2.0のeSIM再発行は、手続きがちょっと面倒。

eSIMの再発行はチャットで申し込み、本人確認書類などを送信する必要がある。Androidプラットフォームなので、[設定]-[ネットワークとインターネット]-[モバイルネットワーク]から追加

 povo2.0はオンライン専用プランなので、当然のことながら、eSIM再発行の手続きもオンライン……と書くと、「アプリのメニューで選んで〜」なんて流れを想像してしまうけど、実はチャットでの手続き。しかも受付時間が9〜20時に限られていて、再発行でも本人確認が必要になるため、免許証などの本人確認書類を持った自撮り写真が必要。チャットでやり取りしながら、写真を送るなど、結構、手間がかかる。物理的なSIMカードと違うため、こういう手続きが必要なんだろうけど、楽天モバイルのeSIMの再発行はもっと簡単なので、今後はもう少し簡略化できることを期待したい。

eSIMのQRコードを読み取って、[有効化]をタップすれば、eSIMがダウンロードされる。APNは自分で入力する必要がある

 ちなみに、povo2.0のeSIMの対応端末(動作確認端末)には、今のところ、Surface Duo 2が含まれていないので、インストールは自己責任であることをご留意いただきたい。

au IDに紐づけて、ギガ活

 povo2.0のeSIMも無事に登録でき、5Gでの接続も確認できたSurface Duo 2。データトッピングはとりあえず、3GB(30日間)を990円で追加済みだけど、povo2.0を導入した回線で次にやることと言えば、やはり、ギガ活。ローソンやすき家など、対応店舗で一定額以上、au PAYで支払うと、データトッピングのプロモコードがもらえるというもの。たとえば、ローソンで500円以上、購入すれば、3日間有効の300MB分のプロモコードをもらうことができる。

 「じゃあ、Surface Duo 2でau PAYを使えるようにするの?」って話になりそうだけど、筆者はauをメインで利用している回線があり、そちらでau PAYを使っている。そのため、Surface Duo 2のpovo2.0回線で新たにau IDを取得するのは面倒だし、au PAYもPontaポイントも分散してしまう。そこで、auメイン回線に設定中のau IDに、povo2.0の電話番号を紐づけることにした。この設定により、「auメイン回線のau PAYでお買い物」→「数日後にpovo2.0に登録したメールアドレスにプロモコードが届く」→「[povo2.0]アプリにプロモコードを入力」→「Surface Duo 2で使えるデータ通信量が増える」という流れで使えるわけだ。ちなみに、povo2.0の対応端末には、iPadも追加されたので、iPadのWi-Fi+Cellularモデルのユーザーは、同じようにギガ活でiPad用のデータ通信量を稼ぐこともできるわけだ。

お買い物をすると、こんな内容のプロモコードが送られてくる。中段の「300MB」の後ろの部分にランダムな文字列が並ぶ。このコードをコピーして、[povo2.0]アプリのプロモコードに貼り付ければ、データ通信量が追加される
とりあえず、Surface Duo 2にeSIMを登録後、3GB(30日間)を追加したけど、ほとんど外出しないので、減らない(笑)。期限が来たら、au PAYのギガ活でもらったプロモコードを活用する予定

 効期限があるので、期限が切れる前に、効率良く使いたいところ。ネット上では「povo2.0サポーター」(masaruさん作)というアプリを使う人が多いんだけど、[povo2.0]アプリでプロモコードを管理できる機能を搭載してくれないですかねぇ。

 povo2.0はギガ活の他にもクイズに答えて、プロモコードがもらえたり、3月16日深夜の宮城県沖を震源とした地震では、困っている人向けに「データ使い放題(24時間)」のプロモコード(有効期限は3月17日23時59分まで)を配布するなど、これまでの携帯電話サービスにはない取り組みを見せてくれる。

 3月22日からは「DAZN使い放題パック(7日間)」を購入すると、購入金額と同額をキャッシュバックする「DAZNトッピングキャッシュバックキャンペーン」を開催する。ちょうど3月24日と3月29日には、サッカー日本代表の「2022 FIFAワールドカップ アジア最終予選」の試合が開催される予定で、3月24日18時からのオーストラリア戦は地上波の放送がなく、DAZNのみで中継される。これを機に、povo2.0でDAZNのトッピングを申し込んでみるのも手だ。