みんなのケータイ

引っ越しを機にスマホ連携家電を増やしたら便利だった

 最近、注文住宅の新築戸建てに引っ越した。それに合わせ、家電のほとんどを買い換えたのだが、洗濯機と電子レンジ、あとキッチンのIHがスマホに繋がるコネクテッドな日立製品となった。洗濯機はフィルター掃除がラクなものを選んだし、電子レンジとIHコンロは内装カラーに合わせて選んだのだが、結果としてスマホにつながる上位モデルばかりとなった形だ。

 最初は、このあたりの家電がスマホにつながってもあまり使わないかなぁ、と思っていたが、そうでもなかった。いろいろ便利なのだ。

日立の「BD-SX120HL」

 たとえば洗濯機は日立の「BD-SX120HL」というドラム式の洗濯乾燥機を購入した。Wi-Fiに対応していて、スマホのアプリから洗剤・柔軟剤の自動投入量を指定したり、運転コースを設定したりできる。しかし何より便利と感じたのが、終わったときの通知機能だ。

 筆者宅はランドリールームが家の中央にあり、洗濯・乾燥の運転中は家のどこにいても動作音が聞こえるので、その音が止まれば終わったと気がつく……と思ったが、これが意外と気がつかない。「音がしない状態」が普通なので、「音がする状態」を常に意識しつづけないと、運転完了時に気がつかないのだ。テレビ視聴中なんかはもっと気がつきにくいし、ゲームなんかしていると、洗濯していたこと自体を忘れていたりする。

ゲーム中で洗濯していることを忘れていても通知があれば思い出しやすい

 その点、スマホへの通知なら見落としにくい。筆者はほぼ常時Apple Watchを着用しているので、基本的に通知が届いた瞬間に気がつくし、それをスルーしても、「BD-SX120HL」には洗濯物が取り出されなかったときに再通知する機能もある。それでも気がつかなくても、いつかスマホの通知履歴を見れば気がつく。

 乾燥機にかけられないものが混ざっているときは、洗濯が終わったタイミングでそれらを抜き取り、残りを乾燥にかけるので、この通知の重要性が向上する。こうした些細に思えるようなことでも、家事のストレスはけっこう変わってくる。

天板を黒くしたいという理由で上位モデルを選んだIHコンロ

 電子レンジの日立「MRO-W1A」やIHコンロの日立「HTB-TS350MWKF」も同様に、タイマー調理などが終わったタイミングで通知してくれる。たとえば湯沸かしや冷凍唐揚げの温めなど、10分くらいかかるようなときはキッチンから離れることがあるので、この通知はかなり助かっている。

住宅設備のコントローラーは目立たないパントリー内に配置したので、お湯張り完了の通知音がやや聞こえにくい

 こうした通知機能の便利さを実感した一方で、逆に「おまえは通知してくれないのかい」と不便に感じるものもある。その代表が、電気給湯器(エコキュート)だ。筆者宅に設置したエコキュートは、スマホ連動機能がない。そしてリモコンがキッチンと浴室にしかないので、風呂のお湯張りが完了したタイミングが非常にわかりにくい。

 次に買い換えるときはスマホへの通知機能があるエコキュートにしたい……と言いたいところだが、エコキュートは家電と言うよりも住宅設備なので、頻繁に買い換えるモノではなく、どちらかというと壊れずに20年くらい動いてもらいたいモノでもある。通知機能付きのエコキュートへの買い換えは、当分できなさそうだ。

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