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マイクロソフトの2画面スマホ「Surface Duo 2」など、1月11日に国内発売
2022年1月7日 11:00
デュアルスクリーン搭載「Surface Duo 2」
「Surface Duo 2」は昨年9月にオンラインで開催されたイベントでグローバル向けに発表されていたモデルで、2019年10月から米国などで販売されていた「Surface Duo」の後継モデルに位置付けられる。
Surfaceブランドの製品は、Surface ProシリーズやSurface GOシリーズ、Surface Laptopシリーズなど、Windowsを搭載したパソコンが中心だが、「Surface Duo 2」はWindowsパソコンに最適なコンパニオンデバイスとして開発された製品で、プラットフォームはAndroid 11を搭載する。
本体は5.8インチの2つの有機ELディスプレイをヒンジ部分でつないだデュアルスクリーンを搭載。本体を開いた状態では、8.4インチ相当の大画面で利用することが可能。解像度は1344×1892ドット表示で、2画面では2688×1892ドット相当の表示ができる。ディスプレイの明るさは最大800nit、HDR、100% sRGB、DCI-P3などに対応する。リフレッシュレートは最大90Hz。ガラス面はCorning Gorilla Glass Victusで保護される。
本体右側の筐体の側面には電源キーと音量キーを備え、電源キーには指紋センサーを内蔵する。本体は開いた状態だけでなく、片方のディスプレイを360度回転させ、本体を折りたたんだ状態でも操作することが可能。操作はディスプレイのタッチ操作に加え、Surface Proシリーズなどで採用されているペン入力にも対応し、国内で販売されているSurfaceスリムペン、Surfaceペン、Surface Hub 2ペンを利用することができる。タッチ操作とペンの同時入力もサポートする。
大きさは、開いた状態が幅184.5mm、高さ145.2mm、厚さ5.5mmで、閉じた状態では幅92.1mm、高さ145.2mm、厚さ11.0mm。重さは284g~。バッテリーは2つの筐体にそれぞれ内蔵するデュアルバッテリーで構成され、容量は標準で4449mAh。最大15.5時間のローカルビデオ再生、最大28時間の通話を可能にする。充電は本体下部に備えられたUSB Type-C対応外部接続端子を利用し、Microsoft Surface 23W USB-C電源アダプターによる急速充電が可能。
チップセットは米Qualcomm製Snapdragon 888を採用し、8GBのメモリーを搭載する。ストレージは128GB、256GB、512GBのモデルがラインアップされる。ネットワークは5G NR、4G LTE、W-CDMA、GSM/GPRSに対応する。対応バンドは、5GについてはSub-6のみの対応だが、国内で各携帯電話事業者に割り当てられたn77、n78、n79に対応する。SIMカードはnanoSIMカードとeSIMに対応し、SIMフリーで販売される。Wi-FiはIEEE 802.11ax(Wi-Fi 6)、Bluetooth 5.1、決済サービス対応NFCとなっている。ボディカラーはカラーはグレイシアとオブシディアンの2色展開で、ストレージが512GBのモデルはオブシディアンのみが販売される。
通信法式 | 周波数 |
5G NR | n1、n2、n3、n5、n7、n20、n25、n28、n38、n41、n66、n71、n77、n78、n79 |
4G LTE | 1、2、3、4、5、7、8、12、13、14、19、20、25、26、28、29、30、38、39、40、41、42、46、48、66、71 |
3G W-CDMA | 1、2、5、8 |
GSM/GPRS | GSM-850、E-GSM-900、DCS-1800、PCS-1900 |
カメラは本体背面にトリプルカメラ、ディスプレイ側にフロントカメラを搭載する。トリプルカメラは12MP/F1.7の標準カメラ(27mm)、12MP/F2.4の望遠カメラ(51mm)、16MP/F2.2の超広角(13mm)で構成される。フロントカメラ(24mm)は12MP/F2.0を搭載する。背面カメラの横にはデュアルカラーフラッシュを備える。
プラットフォームはAndroid 11を搭載し、Google Playからのアプリのインストールが可能。出荷時にはGoogleカレンダーやGoogleドライブ、GoogleフォトなどのGoogleのAndroidプラットフォーム向けアプリがプリインストールされるほか、Microsoft OfficeやMicrosoft OneNote、Microsoft Outlook、、Microsoft Teamsなど、マイクロソフトが提供するAndroidプラットフォーム向けアプリもプリインストールされる。Windows 11が搭載するパソコンと連携する「スマホ同期管理アプリ」なども搭載される。
発売は1月11日からで、マイクロソフト公式ストアをはじめ、Surfaceシリーズなどを扱う量販店などでも販売される。
CPU | メモリー | ストレージ | 参考価格 |
Snapdragon 888 | 8GB | 128GB | 18万4580円 |
256GB | 19万6680円 | ||
512GB ※直販サイトのみ | 22万880円 |
種類 | 参考価格 |
23W USB-C 電源アダプター | 4840円 |
Surface Duo 2 バンパー オブシディアン | 4840円 |
Surface Duo 2 バンパー グレイシア | 4840円 |
Surface Duo 2 バンパー ライトブルー | 4840円 |
Surface Duo 2 バンパー ダークオレンジ | 4840円 |
Surface Duo 2 ペンカバー オブシディアン | 7920円 |
Surface Duo 2 ペンカバー グレイシア | 7920円 |
種類 | 参考価格 |
Microsoft Complete Duo 2 年 | 2万3980円 |
「Surface Pro X」「Surface Go 3 LTE Advanced」も日本で
あわせて日本マイクロソフトは、「Surface Pro X」のWi-Fiモデルを1月11日から、「Surface Go 3 LTE Advanced」を2月8日から順次、発売することも合わせて発表した。
Surface Pro Xは、CPUに米クアルコム(Qualcomm)と共同で開発したARMアーキテクチャーの「Microsoft SQ1」「Microsoft SQ2」を採用したWindowsパソコン。WindowsはARM版Windows 11 Homeが搭載され、Office Home and Business 2021がプリインストールされる。メモリーは8GBと16GB、ストレージは128GB、256GB、512GBのモデルがラインアップされる。発売は1月11日。
Surface Go 3 LTE Advancedはすでに販売されているSurface Go 3にLTE Advanced対応の通信モジュールを搭載したWindowsパソコン。WindowsはWindows 11 Home(Sモード)を搭載し、Office Home and Business 2021がプリインストールされる。CPUはIntel Core i3を採用し、メモリーが8GB、ストレージが128GBのモデルが販売される。発売は2月8日。
CPU | メモリー | ストレージ | 参考価格 |
Microsoft SQ1 | 8GB | 128GB | 12万5180円 |
256GB | 15万480円 | ||
Microsoft SQ2 | 16GB | 256GB | 17万5780円 |
512GB | 20万2180円 |
CPU | メモリー | ストレージ | 参考価格 |
Intel Core i3 | 8GB | 128GB | 10万7580円 |