みんなのケータイ
Fortniteにハマる我が家、「Pixel 7 Pro」でビクロイは狙えるのか!?
【Pixel 7 Pro】
2023年1月12日 00:00
最近、我が家でブームになっているのが、マルチプレーヤー対戦のオンラインバトルゲーム「Fornite(フォートナイト)」だ。
まあブームというか、子供たち2人の遊びに付き合うかたちでプレーしているのだけれど、協力して戦うとそれなりに盛り上がるし、大人からすればありえないキーボード&マウスさばきで子供がキャラを操っているのは、観戦しているだけでも面白かったりする。
筆者と子供1人はデスクトップパソコンを、もう1人はNintendo Switchを使ってトリオ(3人チーム)で戦うスタイルが基本。自宅とはいえ各自がプレーする部屋はそれぞれ離れているので、ボイスチャットしながら作戦を練ったり、状況報告したりする。2022年に購入したオーディオミキサー(マイクアンプ)が、Web会議以外にもやっと活躍してくれてうれしい。
筆者の環境は、解像度3440×1440ドット・120HzのモニターにAMD Ryzen 7 3800X、NVIDIA GeForce RTX 2070、ゲーミングマウスという装備の仕事用パソコン。Fortniteには十分なスペックだろう。しかし、パソコンのスペックの高さが勝敗に直結するわけではないのは、みなさんご存じの通り。
子供らとのチーム戦だと(子供のおかげで)そこそこ上位まで食い込めるし、まれにビクロイ(ビクトリー・ロイヤル:最後まで勝ち残ったときの呼び方)を獲れることもある。しかしソロで戦うとさっぱりだ。
とにかく建築が苦手である。銃などで攻撃するだけでなく、壁を作って相手からの攻撃を防いだり、安全地帯を作ったりするのが重要な戦術の1つなのだが、いざ攻撃されると逃げるのに必死で建築にまで頭が回らず、焦って操作ミスばかりしてしまう。キャラのレベルは30以上になったが、操作スキルから考えてプレーヤー自身のレベルはいまだに2とか3くらいではないだろうか。
と言いつつも、なんだかんだで楽しんでいるわけだけれど、いちいち仕事部屋に行ってパソコンを起動して……というのはけっこう面倒で、子供から誘われても「やるぞ」という決意が固まらないとなかなか腰が上がらない。なので、パソコンではなく「Pixel 7 Pro」でプレーしてみてはどうか、と思った。そうすればみんな同じ部屋に集まれるし、いろいろなタイムラグなく作戦を打ち合わせたりもできる。
「Pixel 7 Pro」は、CPUやGPUの性能はそこまで高くないようだが、ディスプレイは1440×3120ドット、最大120Hzと筆者の仕事用モニターに限りなく近い、期待できそうなスペックである。
Fortniteのアプリ自体は、ストア手数料回避の問題で2020年にGoogle PlayとApple Storeから削除されており、ストア外からダウンロードしなければならないところだけ注意したい。
そんなこんなで「Pixel 7 Pro」でプレーしてみたところ、さっそくショッキングな事実が。120Hzのディスプレイであっても、Fortnite上ではそもそも最大30fpsにしか設定できないのだ(一部の機種は60fps以上に設定できる)。
6.7型という画面サイズも厳しい。筆者の場合、近接戦闘に自信がないので遠方からチクチク狙撃するスタイルが好きなのだが、この画面サイズだと相手の姿を遠くから視認するのが至難の業で、不利なことこの上ない。
標準的な操作方法である画面タッチもつらい。これは慣れが影響しそうに思うけれど、操作ボタン1つ1つの位置が離れていて瞬間的な対処が難しく感じる(6.7型という微妙に大きな画面サイズのせいで指が届きにくい)。
とはいえ、スマートフォン版では照準を合わせた相手にオートで射撃するような設定が可能で、ドアを開けるのもデフォルトが自動となっているなど、楽に遊べる工夫もある。多少離れた場所からアイテムを拾えたりする判定の緩さも助かるところ。でも、やっぱりタッチ操作でビクロイは相当難しいのではないだろうか。
ある程度使い込めば戦えそうに思ったのは、ゲームパッドだ。スマートフォン版のFortniteはキーボードとマウスは非対応だがゲームパッドは使える。公式サイトで対応がうたわれているXbox One コントローラーをBluetoothでつないでみたところ、フツーにゲームとして楽しめた。
それでも30fps制限や画面サイズが苦しいことには変わりなく、筆者のスキルでは勝ち切るなんて夢のまた夢という感じ。
おとなしくパソコン版をプレーした方が良さそうだが、「Pixel 7 Pro」ではなくもっとゲームに特化したスマートフォンだとまた印象は違ってくるのかもしれない。そんなわけで、ゲーミングスマホにちょっぴり興味がわいてきた今日この頃である。