みんなのケータイ

あると便利なものがつまっているHTCの「Desire 22 pro」

【Desire 22 pro】

 4年ぶりに国内で発売されたHTCのスマートフォン「Desire 22 pro」を手にしました。

 HTCが注力するXR分野との連携がアピールされている1台で、実際にVRグラス「VIVE Flow」とのセットモデルも販売されています。その辺はおいおい語るとして、少しのあいだ使ってみた感想をお話ししたいと思います。

 発売当初、APN関連に不具合があり特定の条件下でモバイルネットワークが利用できない事象が発生していましたが、現在ではすでにアップデートが提供されています。新たに購入したけどモバイルネットワークにつながらない、という人はとりあえずWi-Fiにつないでみると良いでしょう。

 筆者的にグッドポイントなのは、イヤホンジャックがついていること。淘汰されがちな傾向にありますが、やはりあったほうが便利。筆者もワイヤレスイヤホンも持っているのですが、実は有線イヤホンのほうが出番が多いのでUSB Type-Cアダプターなしで音楽を聴けるのは快適ですね。

本体の上部にイヤホンジャックがある

 加えてmicroSDカードスロットも装備。こちらも最近の傾向としては内蔵ストレージのみとされることが多いですが、買った後に手軽に容量を拡張できるのは魅力。筆者はよくスマートフォンで音楽を聴きますが、配信サービスは使っていません。パソコンに録り溜めたmp3を転送しているので、音楽だけでまあまあな容量。そのうえ電子書籍を大量にダウンロードするとこれだけですさまじいサイズなので、個人的には必須です。ちなみにSIM/microSDスロットは、ピンが必要なく爪で引き出せるタイプです。

スロットは爪をひっかければ開けられる。表面にnanoSIMが1枚、裏面は2枚目のSIMカードもしくはmicroSDの排他利用となる

 ちょっと気になる点としては、スピーカーがモノラルなこと。せっかくの6.6インチという大画面なのでサウンドももうひとつこだわりが欲しかったところ。ただし、あくまで筆者の主観ではありますが、音質そのものは悪くないかと思います。

 ソフトウェア面は、ほとんど素のAndroid。シンプルで使いやすいともいえます。しかし、かつて「HTC sense」で見せていたような仕掛けが見たかったなというのが正直なところですが、いたし方ないかもしれません。

 気になる部分はありつつも、イヤホンジャックやmicroSDなど「ないのが当たり前になりつつあるけど、あればあったでやっぱり便利」な機能が備わっているDesire 22 pro。「Snapdragon 695 5G」搭載機の中では8GBとメモリーも多く動作も快適です。次回はカメラについてもお伝えできればと思います。

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