DATAで見るケータイ業界
国内無線機市場で北欧ベンダーーのシェアが6割強へ拡大
2026年7月6日 06:00
MCAは携帯電話基地局市場の調査を実施し、その結果を調査資料「携帯電話基地局及び周辺部材市場の現状と将来予測 2025年版」として取りまとめた。
同資料をもとに、国内基地局市場の動向についてお伝えしていく。第3回は、基地局(無線機)ベンダーのシェアや各社の動向について取り上げたい。
北欧ベンダーは2024年度にシェアが6割強へ拡大
国内無線機ベンダーシェアの推移をみると、2024年度は北欧ベンダーが61.3%となり、過半数を占めた。
国内ベンダーも24.2%へ拡大した一方、アジアベンダーは13.1%へ大幅に縮小し、2023年度が5G開設計画の最終年度だったことの反動を受けた格好といえる。
エリクソン・ジャパンとノキアソリューションズ&ネットワークスはシェアを大幅に拡大したが、2024年度は携帯電話基地局の新局数が大幅に落ち込んだ結果、市場規模も大幅に縮小した。
NTTドコモの5G展開に期待したい国内ベンダー
2024年度は、NTTドコモが基地局展開を抑制した結果、日本電気(NEC)は第3位、富士通は第5位にとどまった。
NECは楽天モバイル向けの供給がプラスに働くものの、富士通はNTTドコモ向けの供給に限られるため、NTTドコモによる基地局展開の抑制から大きな影響を受けた。
今後はNTTドコモとソフトバンクによる5G展開に期待
これまでKDDI(au)と楽天モバイルは積極的に5G展開を進めてきたが、2024年度はその動きが落ち着きをみせた。
ハイレベルな5G開設計画を達成したKDDI(au)の動きもあり、今後はNTTドコモとソフトバンクによる5G展開に期待がかかる。
また、NTTドコモはLTE周波数のNR化を進めているが、現在も5G人口カバー率90%達成に関するリリースが発表されておらず、展開に苦慮しているものとみられる。

