スタパ齋藤の「スタパトロニクスMobile」
"速い!お手軽!そしてキレイ!"の三拍子が揃った「Xioamiのリューター」は、ケースのストラップホール開けにピッタリだ!!!
2026年7月6日 00:00
Xiaomi(シャオミ)の電動工具を買った。モノはXiaomiの家電・生活用品ブランド「Mijia(ミージャ)」の「Mijia 電動ロータリーツールキット」だ。Amazonで5262円だった。なおXiaomiオンラインストアでも売られていて、そちらの価格は5280円となっている。
このツールキットを買ったきっかけは、クラウドファンディングでDIYツールなどを販売していることで知られるBrightDIYの「PENDORAシリーズ」精密ドライバーを買ったこと。買ったのは「PENDORA SM-76E」という製品で、Amazonで5980円だった。
PENDORA SM-76Eは「あっドリルのビットがある!」ってコトで買った。俺的にけっこーよくやる「小さな穴開け」が「電動でデキて便利そう!」と思ったのだ。実際にPENDORA SM-76Eで樹脂プレートへの穴開けをしてみたら、電動なので非常にラク。回転するビットを穴開け対象に押し当てるだけでキレイな穴が開くので「あら便利〜♪」と。
ただ、PENDORA SM-76Eは電動ドライバーなので、ドリルのビットの回転が遅い。遅いので穴が開くのもゆっくりな感じ。そこで思ったのが「リューターでドリルを使えばもっと素早く穴が開くのでは?」ということ。
さっそくソレに向くリューターを物色したら「あらまたXiaomiから!」という感じで上記「Mijia 電動ロータリーツールキット」を買った次第。「ちゃんとしてそーなリューターなのに5000円チョイは安いかも〜」と思って買ってみたら「5000円チョイにしてはかなりちゃんとしてる〜♪」という結果だったので、今回はコレをレビューしてゆきたいッ!!! そして先送りにしてきた「車載したiPad miniの落下防止」も行ってゆきたいッ!!!
内蔵バッテリーでもケーブル給電でも使える、付属ビットは16本
まずは「Mijia 電動ロータリーツールキット」の概要から。USB-C充電式リューターだが、USB-C給電しながらでも使える。バッテリー駆動での連続使用時間は示されていないが、内蔵バッテリーでも有線給電でも使えるので、バッテリー切れの心配はないと言えそうだ。
ビットの回転数は前述のとおり毎分1万5000~2万2000回転。直径2cmでペンのように握れて、重さは約310g。回転数が高いこととペンのように握れることで、繊細な加工によく向くと思う。また実際に使ってみるとトルクがあまり高くないので、厚い対象への穴開けや深く削るような加工には向かないと思われる。プラモデルとかの切削やバリ取りとか、ネイルの加工とか、小さなアクセサリー製作用などに向きそうな感じ。
ちなみに、前出のドリルビット付き精密電動ドライバーの回転数は毎分最大250回転。そしてこのXiaomiのリューターは毎分1万5000~2万2000回転。回転数の桁が違うので、素早い穴開けができそうだが……結果は後述する。
といった感じで、やはり小さなモノを加工するためのリューターというイメージ。一通りのビットは揃っているが、ちょっとした穴開けや削りや仕上げあたりまでしかカバーしていない、かもしれない。
俺的目的はスマートデバイス用ケースのストラップホール開けなど
俺の場合、「Mijia 電動ロータリーツールキットならコレもアレもラクにできそう」と思い、あまり迷わずに買った。で、「コレ」とか「アレ」は、主に薄い樹脂への穴開けや僅かな削りやバリ取りである。
よくやるのは、スマートフォンやタブレットのケースの「ストラップホール開け」。自転車やオートバイに乗るときはスマートデバイスの落下や紛失を防ぐべく、ストラップなどをケースに装着し、それをバッグや車体に(別の紐などで)結びつけたりする。最近ではiPad miniをMagSafe吸着というカタチで車載して使っているが、その落下防止もケースにストラップホールを開けることで行いたいと考えている。
削ったりバリを取ったりする加工は、カッターナイフで行うことが多い。だが、じっくり行わないとキレイな仕上がりになりにくい。何年か前にはそれら加工をリューターで行っていて、すぐ完了するし仕上がりもキレイだしで良かったのだが、そのリューターが壊れた。でも削ったりバリ取りしたりするのは、前述のストラップホール開けよりもさらに頻度が低いので「低頻度の加工のためにリューター買うのもなあ」と思ってカッターナイフで済ませてきた次第。
そこに現れたっていうか買ったのが「Mijia 電動ロータリーツールキット」。さぁ、どんな活躍を見せてくれるのか?
あら速い! お手軽! そしてキレイ! ただし不向きな対象も多々
さっそく「Mijia 電動ロータリーツールキット」を使ってiPad miniのケースにストラップホールを開けてみた。使ったビットはドリルビットとエメリー・ダイヤモンド研磨ヘッドの尖ったビット。ドリルで穴を開け、ダイヤモンド研磨の尖りビットで穴を広げつつバリも落としたという感じ。
ちなみに、エメリー・ダイヤモンド研磨ヘッドの「エメリー」はネイルに使う爪ヤスリの「エメリーボード」のエメリー(研磨材として使われる金剛砂の意味)。エメリー・ダイヤモンドは研磨材として人工ダイヤモンドを使ったヤスリを指す。エメリー・ダイヤモンド研磨ヘッドは人工ダイヤモンドがコーティングされたビットで、工作などのほかネイルサロンなどでジェルネイルをオフするときや硬化した角質の除去などにも使われている。「ダイヤモンドビット」や「エメリーロッド」とも呼ばれるそうだ。
iPad miniケースの背面に穴を開けたが、その部分はポリカーボネート。穴開けは1つにつき10〜15秒程度かかった。穴広げとバリ取りも同程度。なので1分程度あればこんなようなけっこうキレイなストラップホールを開けられる。まあストラップホールには紐が通るので穴のキレイさに大きな意味はないが。
ただし、事前に同様の素材でテストしたところ、穴開け時にビットを対象に押し当てる力が強いと、ビットの回転が止まってしまう。またビットとの摩擦で樹脂が溶け、ビットと対象が固着することもある。あまりトルクがないリューターなので、そのあたりの力加減など扱いには少々慣れが必要。このリューターの場合、力任せ的に強引な加工をするとうまくいかないことがわかった。
なお、俺の場合、ストラップホールには直接ストラップを取り付けないことが多い。それは、多くのストラップの松葉紐(まつばひも・ストラップホールに通すための細い紐)にはあまり強度がないから。また、松葉紐が固定される樹脂パーツ部分も案外脆い。なのでストラップホールには強靭だが細いナイロン/ポリエステルでつくられた紐を通している。
ところでこのリューターをイロイロ活用したいと考えていたが、不向きな対象もけっこうあった。とくに穴開け。薄い対象ならだいたいOKだが、厚みが3〜5mm以上になると穴開けが難しい。厚みによりビットと加工対象の間に一定以上の摩擦が生じ、リューターのトルクがその負荷を超えられずに止まってしまうことが多いのだ。
これを回避するにはゆっくりと穴開けを行うしかない。穴をすこ〜しずつ掘り進める感じ。だが、それだと時間がかかる。前出の電動精密ドライバー「PENDORA SM-76E」のドリルを使ったほうがずっと効率がいい感じ。
ちなみに「Mijia 電動ロータリーツールキット」で穴開けを試した素材は、3mmくらいのベニヤ板、5mmくらいの竹の板、3mmアクリル板あたりだが、どれも「これじゃあ効率が悪過ぎる」という印象。そのくらいの厚みのものを加工するなら、前出の電動精密ドライバー「PENDORA SM-76E」のドリルを使ったほうが効率がいいし、「Mijia 電動ロータリーツールキット」と比べるとずっと早く穴を開けられる。
一方で「Mijia 電動ロータリーツールキット」は繊細めな磨き系の作業にはイイ感じで使える。「一気に磨く」という用途には適さないが、「じっくり丁寧に磨いてキレイな仕上がりにする」ような使い方には向くと思う。削る作業も同様だ。
でもまあ、現実的には「こういう用途に使えるかな?」と実際に「Mijia 電動ロータリーツールキット」を使ってみての判断になるだろう。とくにリューター未経験なら使ってみて「えぇ〜想像と違うぅ〜!」となるかもしれない。しかし5000円チョイで買えてビット回転時のブレも少なくリューターとしては高品質。なので、初めて買うリューターとして「Mijia 電動ロータリーツールキット」はイイのかもしれない。
ただ、Amazonとかで「リューター」を探すと2000〜3000円くらいで「そこそこ汎用的に使えそうなリューター」があったりする。じつはAmazonで激安リューターを試しに買ってみたら(2080円/YooiDOブランド品)、回転数調節とかできない「大味な製品」ではあったものの、そこそこトルクがあったりして、「汎用性はまあまあ高いかな」と思ったりした。
こういったツールは用途に応じた性能のものを買うのが、当然だが、よろしい。なので、これも当然だが、買う前にけっこうしっかり調べ、目的に適した性能を備えていてなるべく使い勝手のよさそうな製品を選ぶのがいい。
























