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5G契約数が間もなく4G超え、総務省がデータ公表

 総務省は、令和6年度第4四半期の電気通信サービスの契約数及びシェアに関する四半期データを公表した。

5G契約増加が4G契約に迫る、3Gは残り500万件

 移動系通信(携帯電話、PHS、BWA)の契約数は2億2391万件で、前期比+1.1%、前年同期比で+2.9%に増加している。

 世代別では、3.9~4Gの契約数が1億1272万件で前期比-1.7%、前年同期比で-6.1%、携帯電話の契約数に占める割合は49.1%となった。5G契約数(単純合計)は1億1207万件で、前期比+4.7%、前年同期比+21.3%、BWAの契約数(単純合計)は9149万件で前期比+1.5%、前年同期比+4.1%。

 3.9~4Gと5G契約数の差が約65万件まで縮まっており、次回の四半期報告では契約数が逆転することが予測される。また、NTTドコモが2026年3月末に終了を予定している3Gの契約数は減少傾向にあるが、約500万件の契約数が残っている。

 事業者別のシェアでは、NTTドコモが33.9%(前期比-0.3ポイント、前年同期比-0.9ポイント)、MVNOへの提供を含めると40.2%となった。KDDIグループは26.7%(前期比-0.5ポイント、前年同期比-0.5ポイント)、MVNOを含めると31.3%、ソフトバンクは19.2%(前期比+0.1ポイント、前年同期比-0.2ポイント)、MVNOを含めると24.5%となった。

 楽天モバイルは3.2%(前期比+0.1ポイント、前年同期比+0.5ポイント)MVNOを含めると4%。MVNOは17%で、前期比+0.6ポイント、前年同期比+1.1ポイントと増加している。

MVNO契約数

 MVNOサービスの契約数は3801万件(前期比+5.1%、前年同期比+10.3%)となった。SIMカード型の契約数における事業者別シェアでは、インターネットイニシアティブ(IIJ)が23.3%(前期比+0.9ポイント)、オプテージ(mineo)が8.1%(前期比-0.1ポイント)、NTTドコモ(旧NTTレゾナント)が7.1%(前期比-0.5ポイント)、NTTコミュニケーションズが4.9%(前期比+0.1ポイント)、富士通が4.6%(前期比-0.3ポイント)となった。