レビュー
1インチセンサーの「AQUOS R6」で、さっそく写真を撮ってみた
2021年6月24日 00:00
1インチセンサーカメラを搭載したシャープ製Androidスマートフォン「AQUOS R6」の発売日が、明日25日に迫っている。国内ではNTTドコモとソフトバンクが販売する。
本誌では、発売前のAQUOS R6(ドコモ版)を一足先に試す機会を得た。端末全体のレビューに先立ち、まずはそのカメラ性能にフォーカスしてご紹介する。
カメラ以外の主なスペックをおさらい
AQUOS R6は、チップセットにクアルコム製の「Snapdragon 888」を採用したAndroidスマートフォン。約6.6インチのPro IGZO OLEDディスプレイを搭載している。
メモリーは12GB、ストレージは128GB(最大1TBまでのmicroSDカードに対応)。バッテリー容量は5000mAhとなっている。
1インチセンサーのカメラ
AQUOS R6のアウトカメラの有効画素数は、約2020万画素(F値1.9)。センサーサイズは1インチで、「AQUOS R5G」の標準カメラで用いられたセンサーサイズ(1/2.55インチ)の約5倍。背面で特大の存在感を放っている。
手ブレ補正は電子式で、撮影時にはRAW形式でも保存できる。
4つの画角
ズーム撮影(2倍)
次はプリセットの「ズーム撮影」モードの1枚で、このモードは2倍ズームとなっている。遠く離れた看板の細かい文字も、はっきりと読み取れる。
「ナイト」モードを使ってみる
先ほどご紹介した作例の風景を、今度は「ナイト」モードのオン・オフを切り替えて撮影した。
ナイトモードをオンにすると、夜間の暗い景色も明るく撮影することができる。
晴れた日に再撮影 (※6月25日16:35 追加)
そのほかの作例いろいろ (※6月25日16:35 一部に作例追加)
建物や植物など、さまざまな被写体の作例をご紹介する。
植物(3)
AQUOS R6のカメラには「背景ぼかし」モードがある。このモードで撮影すると、標準撮影に比べて画角が狭くなるが、雰囲気のある写真を簡単に撮ることができる。
夜の街(※6月25日17:15 作例追加)
標準カメラ(AIモードON)で夜の編集部周辺を撮影した。街灯のような光源があっても、反射するような点は写り込まなかった。狭い路地はほぼ真っ暗、自販機の灯だけ、という状況だったがその先にある店舗の看板もしっかり撮れている。見上げて街路樹を撮ってみると夜の曇り空、背後のビルとともに、葉や枝の込み入った部分まで記録されている。
カメラアプリのインターフェイス
AQUOS R6の標準カメラアプリでは、「写真」「マニュアル写真」「ビデオ」「マニュアルビデオ」「タイムラプス」「ナイト」「背景ぼかし」の計7つのモードを選択できる。
シャッターボタン上部のアイコンは、撮影モードの切り替えに用いる。アイコンをタップすることにより、「標準(人型アイコン)」「ズーム(人の上半身のアイコン)「超広角(山のアイコン)」を切り替えられる。また、アイコンの長押しによりズーム倍率を細かく調整できる。
「マニュアル写真」モードでは、ホワイトバランスやISO感度、シャッタースピードなどの数値を調整できる。
設定からは、写真サイズなどの変更ができるほか、「インテリジェントフレーミング」や「オートHDR」などのオン・オフを切り替えられる。
発売情報と主なスペック表
AQUOS R6は、ドコモでの価格が11万5632円、ソフトバンクでの価格が13万3920円。主なスペック表は下記の通り。
項目 | 内容 |
OS | Android 11 |
大きさ/重さ | 約162×74×9.5mm/約207g |
チップセット | Snapdragon 888(2.8GHz+1.8GHz オクタコアCPU) |
メモリー(RAM) | 12GB |
ストレージ(ROM) | 128GB |
ディスプレイ | 約6.6インチWUXGA+(1,260×2,730ドット)Pro IGZO OLED |
アウトカメラ | 有効画素数 約2020万画素 CMOS、F値1.9レンズ(焦点距離19mm相当) ローライトToF、AF、電子式手ブレ補正 |
インカメラ | 有効画素数 約1260万画素 CMOS、F値2.3レンズ(焦点距離27mm相当) |
バッテリー容量 | 5000mAh |
生体認証 | 顔認証、指紋認証(3D超音波指紋センサー Qualcomm 3D Sonic Max) |
その他 | Wi-Fi(IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax)、Bluetooth 5.2、おサイフケータイ/NFC、防水(IPX5/IPX8)、防塵(IP6X) |
【追記 2021/06/25 16:35】
作例を追加しました。